自民:新人「脱ゆとり」 「冬休み計画表」提出指示
毎日新聞 2012年12月28日 02時31分(最終更新 12月28日 02時50分)
自民党が衆院選で大量当選した新人議員への「管理教育」を強めている。石破茂幹事長名で28日までに年末年始の「行動計画表」を提出するよう求め、鴨下一郎国対委員長は国会への出席状況をチェックすると宣言した。まるで「先生の指導」のようだが、新人の一人は「風に乗って当選した人もいる。ある程度の管理はしょうがない」と神妙に語った。
衆院選で初当選した自民党議員は119人(うち4人は参院からのくら替え)。党所属の衆院議員の約4割を占める。「派閥批判」で派閥に入らない議員が増えたり、派閥の教育機能に衰えが目立ったりすることも党執行部が「緩み」に神経をとがらせる背景になっている。
石破氏は26日、新人議員を対象に党本部で会合を開き、「(支持者への)お礼を徹底しなければ失望に変わり、来夏の参院選にも響く」と強調。「何とかボーイズ、ガールズといわれる人は(再選されず)ほとんどいなくなった」と訴えた。
自民党では05年衆院選で初当選した杉村太蔵氏が「料亭に行きたい」などと発言し物議を醸した経緯がある。【横田愛】