(cache) 元同級生２人を書類送検　大津いじめ自殺

< 2012年12月27日 19:35 >

　滋賀・大津市で、中学２年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとされる問題で、警察は、暴行などの疑いで同級生だった少年２人を書類送検し、１人を児童相談所に送致した。

　暴行、窃盗、器物損壊の疑いで書類送検されたのは、男子生徒をいじめたとされる当時１４歳の少年２人で、刑事罰に問われない当時１３歳の少年は児童相談所に送致された。

　警察は今年７月、中学校や市教委を家宅捜索し、教諭や生徒など、３００人以上から事情を聴き、捜査を進めてきたが、少年３人について、男子生徒に対する暴行や器物損壊など１３件の容疑が固まったとして書類送検するなどした。

　男子生徒の遺族は２７日に会見し、「生徒の方々が一生懸命協力してくださったからこそ、今日、送検に至りました。本当に感謝しております」と話した。

　３人は父親が損害賠償を求めた民事裁判で、「いじめでなく遊びだった」と主張しているが、警察の事情聴取に対し、容疑を一部認めているという。

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