ニュース詳細
都内 振り込め詐欺被害額19億円増加12月29日 15時12分
K10045221111_1212291901_1212291916.mp4
ことしに入ってから先月末までの都内の振り込め詐欺の被害額は、直接、現金を受け取る手口が増えたことなどから、51億円余りに上り、去年に比べておよそ19億円増加しました。
警視庁によりますと、ことし1月から先月末までの都内の振り込め詐欺の被害は、去年の同じ時期に比べて394件増えて1823件で、被害額も51億円余りに上り、およそ19億円増加しました。
被害の70%近くをオレオレ詐欺が占め、息子や孫の代理人を装った男が、直接、現金やキャッシュカードを受け取りに来る手口が増えたことが被害額の増加につながったとみられています。
また、「医療費を返還する」などとうそを言って現金をだましとる還付金詐欺の被害も、去年はおよそ900万円だったのが、3億8000万円余りに急増しています。さらに、実体のない会社の社債や未公開株を売りつけて代金をだまし取る被害もおよそ19億円と、2.8倍に増えました。
一方で、金融機関の窓口などで従業員が声をかける取り組みが効果を上げ、去年の2.5倍に当たる29億円余りに上る被害を防ぎました。
警視庁は、被害が最悪だった平成18年に迫るペースで増えていることから、離れて暮らす高齢の親に注意を呼びかけてもらうなど、被害防止策や取締りを強化することにしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|