ももクロ、紅白の次の大目標は国立ライブ！Ｔシャツで宣言

Ｔシャツの背中に国立競技場の座標をプリントしたももいろクローバーＺ（左から有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに）

　大みそかの第６３回ＮＨＫ紅白歌合戦（後７時１５分）のリハーサルが２９日、東京・渋谷のＮＨＫホールでスタートした。念願の初出場を果たした５人組アイドルグループ「ももいろクローバーＺ」は、国立競技場の位置を示す地理座標を背中に記した特製Ｔシャツを披露し、来年は同所でのコンサートを目標に活動していくことを“宣言”。また白組初出場のエアバンド「ゴールデンボンバー」は「巨大なおちんちんを見せつけたい」と仰天予告した。

　５人はこの日のために作った赤いＴシャツでリハーサルに参加。Ｔシャツには表に「祝・紅白初出場からの…」と書かれ、背中に「３５．６７８０６７，１３９．７１４８９４」という謎の数字が書かれていた。

　本人たちは「秘密です」と話したが、この数字は国立競技場（東京・新宿区霞ケ丘町）を指す座標。関係者によると、国立でのコンサートが決まっているわけではないが、紅白出場を実現させた後の大目標としてＴシャツの背中に掲げたという。公式サイトでは元日に重大発表を行うと告知し、ファンの間で騒がれているが、このことについて発表すると見られる。

Ｔシャツの前面は「祝・紅白～」のメッセージ

　年間１～２組しか公演することができない国立は、日本最高峰のコンサート会場。過去に公演したのは、ＤＲＥＡＭＳ　ＣＯＭＥ　ＴＲＵＥ、ＳＭＡＰ、嵐、ラルク・アン・シエルの４組だけ。実現すれば、女性アイドルとしては初めて、史上最年少の快挙となる。

　ももクロは来年３月に全国アリーナツアー、４月には西武ドーム２公演を行うことが決定。国立の動員規模は通常１公演６～７万人だが、今回の西武Ｄは２日間で計６万人以上を見込んでおり、動員力では資格十分。リーダーの百田夏菜子（１８）は「来年は紅白の向こう側を見据えて全力で走っていけたら」と語ったが、実現する日も近そうだ。

　５人はこの日、大勢の報道陣に目を丸くしながら「こんなにフラッシュを浴びたのは初めて。紅白ってすごいなあと実感しました」。ステージでは「サラバ、愛しき悲しみたちよ」と「行くぜっ！怪盗少女」の２曲メドレーを披露した。本番ではＮＨＫの最新３Ｄ技術を生かした演出も用意されており「中華の円卓に私たちがすっぽり入ってしまった感じ。衣装もセクシーなので楽しみにしてください」。

　全員の名前を紹介するフレーズでは、昨年４月に脱退した早見あかり（１７）の名前が入った旧バージョンをあえて使用するが「紅白は６人の夢だったので、そのまま持って行けたらと思って」と明かした。