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来年1月2、3日の箱根駅伝で、「日本一の白バイ警察官」が選手の先導を務めることが29日までに決まった。大役を任されたのは、白バイ隊員が技術を競う10月の「第43回全国白バイ安全運転競技大会」(茨城・ひたちなか市)で、個人優勝を果たした神奈川県警第一交通機動隊の玉井伸政巡査長(30)。同県警では10年ぶりに誕生した“白バイ日本王者”は、夢の晴れ舞台を走る喜びをかみ締めつつ「選手の安全走行」という任務遂行に向け、心身の準備を進めている。
「先導は全員ができることではないので、大変、光栄です」。玉井さんは、選手と同じように、笑顔で“箱根出場”が決まった喜びを口にした。
コース大半を管轄に含む神奈川県警の白バイ隊員にとって、先導役は夢の任務だ。玉井さんが所属する第一交機の橋野二郎隊長は「箱根の先導をやりたくて、神奈川の白バイ隊員になった者は多いですね」と話す。中学時代、陸上長距離選手だった玉井さんもそう。「テレビで見てましたから。大学からバイクに乗り、箱根の先導にあこがれるようになりました」
日本一の技術力で、大役を射止めた。全国から101人の隊員が参加し、順位を競う大会で個人優勝。初出場での快挙だった。「結果を残せば、先導は“お土産”で付いてくると思っていたので、よかったです」。第一交機配属後、特別訓練生として抜てきされ、筋トレ、ランニングなど運動選手のような日々の鍛錬を積んできた。「日が明るいうちは、ほぼ訓練。最初は辞めたくなるほどキツかったです」。優勝―先導という目標があったから、頑張れた。神奈川県警の個人優勝は10年ぶり4人目。同県警では久しぶりに誕生した“日本一の箱根先導員”となる。
第一交機の担当は、往路でいう1区終盤から3区序盤までの約30キロ。中団グループごとに付く先導もいるが、玉井さんは、もちろん今回、トップの前に付く先導の花形を務める予定だ。しかも先頭先導の2台のうち、より観衆に近い沿道側。エースならではの大役となる。中団先導は今年経験したが、先頭先導は初めて。「沿道からの飛び出しはもちろん、隣の同僚、選手、テレビ車との距離など四方に目を配らなければならないですね」
今はバックミラー越しに、選手との距離を感覚でつかむ練習中。「キョロキョロしたら、かっこ悪いので」。1時間半ほどの先導中は、ハンドル保持の姿勢も崩せない。「鼻水もふけないでしょうね」。選手と同様に、うがい、手洗いなどの体調管理は欠かさない。
当日は、来年3月出産予定の妻・沙織さんが身重の体で、沿道に“晴れ姿”を見に来てくれる予定だという。「でも、私たちは主役ではないですから。箱根に懸けてきた選手たちが安心して、全力で走れるようにしたいと思っています」。日本一の技量で、目立たず、確実に先導するつもりだ。
◆全国白バイ安全運転競技大会 1969年から毎年開催(昨年は東日本大震災の影響で中止)。パイロン、8の字走行などの「バランス走行」、車体を傾けて走る「スラローム走行」、不整地を走る「モトクロス」、障害を乗り越える「トライアル」の4種目で、各1000点満点からの減点方式。全国から参加した白バイ隊員が、個人、団体で順位を競う。神奈川県警の隊員は過去に、80年、01年、02年の大会で優勝し、玉井さんは4人目。同県警の、過去の優勝者は全員、箱根駅伝の先導を務めている。
【箱根駅伝の先導】警視庁、神奈川県警が担当。往復217・9キロのうち、同県警が大半の約179キロを管轄する。往路の場合、県警第一交機は、警視庁から引き継ぎ、1区終盤の川崎競馬場付近から、3区序盤の遊行寺の坂(藤沢市)付近までを受け持ち、第二交機に引き継ぐ。
第一交機は白バイ30台が出動。先頭、中団の先導のほか、状況に応じて交通整理などを行う「遊撃任務」の隊員がいる。
(2012年12月30日06時02分 スポーツ報知)
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