ジュニア大会に出席した藤田寛之(中)と芹沢信雄(左)、上田桃子=千葉・東急ハンドレッドクラブで
|
 |
藤田寛之(43)=葛城GC=が来季に向けて新兵器を導入する。28日、契約するパーリーゲイツ主催のジュニア大会が千葉県・東急ハンドレッドクラブであり、プレゼンターとして芹沢信雄(53)、上田桃子(26)とともに出席。弾道測定器「トラックマン」をツアーに持ち運び、さらなるレベルアップを図る考えを明かした。
遅咲き賞金王がさらに進化する。トラックマンはレーダーでボールを捕捉し、打球のスピン量や初速を数値化、さらに放物線やクラブの軌道も映像化できる機械。これまでも機会があれば計測していたが、「年間を通して数値を見たい。フィーリングと数字を照らし合わせれば、新しい何かが見えてくる」と常備を決めた。
数百万円するといい、もともとは自分で購入するつもりだったが、賞金王の“ご褒美”で用具契約を結ぶヤマハが藤田にプレゼントする予定。「個人で持つのも日本では初めてじゃないですか。数値を見ていけば、僕にもまだ伸びしろがあるはず」。間に合えば来年2月からの米ツアーでも持ち運んで計測。新兵器を駆使し、ベテランがまだまだ成長する。 (寺西雅広)
この記事を印刷する