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【大リーグ】「ゴジラ名付け親」もしんみり 元スポーツ紙記者の福永さん2012年12月29日 紙面から 「ゴジラの名付け親」にとっても、切ない引退だった。初めてゴジラの愛称を使ったフリースポーツライターの福永美佐子さん(46)=旧姓赤星=が28日、本紙の取材に応じ、寂しさをにじませた。スポーツ新聞の記者だった福永さんは1992年3月に当時星稜高2年生だった松井を初めて「ゴジラ」と報じた“ゴッドマザー”。当時はその愛称で呼ばれることを嫌がっていたエピソードも明かした。 “名付け親”の福永さんは松井の引退を残念がった。 「もうそろそろ(引退)だと思っていたが、ちょっと寂しい。もう一花咲かせてほしかったですが」。ゴジラという愛称がこれほど親しまれるようになるとは予期しておらず、「想像していませんでした。(ハリウッド映画版の)ゴジラの本場で活躍できるようになるとはビックリでした」としみじみと語った。 1992年3月、星稜高校2年生だった松井が甲子園前の練習でアーチを連発する姿を見て、ふと思いついた。「下半身が大きくて、犬歯が特徴的。それで、ゴジラの恐竜みたいなイメージが浮かんだ」。記事で「『ゴジラ』松井」と表現したところ、本人は当初、「何で怪獣なんですか。そんなに怖い顔ですか」と嫌がっていた。 ところが、2003年1月、ヤンキースの入団会見で記者から「何と呼ばれたいか?」と質問された松井が「ゴジラが一番いいと思う」と答えたのを聞き、福永さんは「すごくうれしかった。やっと本人も認めてくれた。(名)付けてよかったなあ」と感激したという。 10年8月には当時エンゼルスの松井を本拠地アナハイムまで訪ね、18年ぶりに再会。松井は「覚えてる? もちろんです」と笑顔で応対したという。福永さんも「律義なところは変わっていない。いつでも気配りするし、そういう意味で特別な存在」と振り返った。 たとえ松井がユニホームを脱いでも、ゴジラのニックネームはこれからも現役を続ける。 (廣田学) PR情報
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