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北アルプス 年末年始の入山ラッシュ
12月29日 14時1分

北アルプス 年末年始の入山ラッシュ
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北アルプスの玄関口、長野県の上高地は、いつもの年より積雪が多いなか、年末年始を冬山で過ごそうという登山者が次々に訪れています。

上高地につながる釜トンネルの入り口には、警察の臨時の登山相談所が設けられ、朝早くから登山者が次々に訪れて、登山計画書を提出しています。そして、警察官から積雪がいつもの年より多いなどの説明を受けたあと、アイゼンなどの冬山の装備を整えて、穂高連峰や槍ヶ岳など北アルプスの山々を目指して出発しました。
上高地は28日から29日朝にかけて新雪が積もり、山小屋の関係者によりますと、朝の時点でいつもの年の2倍の60センチほどの雪が積もっているということです。
神奈川県から訪れた60代の夫婦は「毎年、山の上で年末年始を過ごしています。体調に気をつけて無事に年を越したいです」と話していました。
長野地方気象台によりますと、県内は30日から31日にかけて冬型の気圧配置が強まり、北部や中部の山沿いを中心に雪が降りやすくなる見込みです。
山小屋の関係者などでつくる長野県山岳遭難防止対策協会の山口孝さんは「ことしは特に雪が多いので、しっかりと装備を整え、ゆとりを持った登山を計画したうえで、天候が悪化した場合は早めに下山してほしい」と呼びかけています。

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