NHK岐阜県のニュース　岐阜放送局

• 
• 

選挙事務不手際で職員を処分

今月１６日に投票が行われた衆議院選挙で、投票用紙などを預かっていた岐阜市の職員が寝過ごし、投票できなかった人が出た問題で岐阜市はこの職員を戒告の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、岐阜市土木調査課の４９歳の係長です。
岐阜市によりますと、この係長は投票所の担当として投票用紙や有権者の名簿を預かっていましたが、寝過ごしたため、担当していた投票所の集合時間に間に合わず、投票開始が２７分遅れました。
このため、投票所が開くのを待っていた１人が投票できなくなり、岐阜市は行政に対する信頼を大きく失墜させたとして、この係長を２７日付けで戒告の懲戒処分にしました。
今回の衆議院選挙を巡って岐阜市ではほかにも▼投票所の入場整理券に記載する名前を誤って印刷して有権者に送ったり、▼投票者数の集計に手間取って、県選挙管理委員会への報告が遅れたりするミスが相次ぎ、岐阜市選挙管理委員会の５０歳の事務局長も管理責任があるとして戒告の懲戒処分を受けました。
これについて岐阜市選挙管理委員会の尾関卓司委員長は、「深くお詫び申し上げるともに、今後は再発防止を徹底し、市民の信頼を得られるようつとめたい」と話していました。

12月29日　10時36分

•