中国の大陸棚延長申請 日本「反対」の口上書提出(12/29 13:58)

 中国が沖縄近くまで大陸棚の延長を国連に申請したのに対し、日本政府は28日、延長申請を検討しないよう求める口上書を提出しました。

 中国は今月14日、東シナ海の大陸棚が自国の沿岸から200海里を超えて沖縄に近い海溝である「沖縄トラフ」まで続いているとして、国連の大陸棚限界委員会に対して延長を申請しました。日本が出した口上書では、中国が申請の際、尖閣諸島を自国の領土だと主張していることに「国際法上根拠がなく、全く受け入れられない」と反論しています。委員会の規定で、大陸棚の延長の審査は関係国が事前に同意しないとできないため、審査は見送りとなりますが、中国は尖閣諸島の問題を国連の場でアピールする狙いだったとみられます。韓国も沖縄トラフまでの大陸棚延長を申請していて、日本政府は年明けに反論書を提出する考えです。

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