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政府 中国の大陸棚拡大申請に反論文書
12月29日 7時44分

政府 中国の大陸棚拡大申請に反論文書
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日本政府は28日、中国が先に国連に提出した、東シナ海の大陸棚の拡大申請について、「日本と中国の合意によって境界を確定する必要がある」として、国連に対して、審査しないよう求める、反論の文書を提出しました。

中国政府は今月14日、国連の大陸棚限界委員会に申請書を提出し、この中で、東シナ海における中国の大陸棚は、中国大陸から沖縄県の尖閣諸島を含む沖縄トラフまで延びているとして、これを基準に、海底資源の開発が可能な大陸棚の外側の限界線を認めるよう求めています。
これに対して日本政府は28日、反論の文書を国連に提出しました。政府はこの中で、東シナ海の大陸棚は、国連海洋法条約に従って、まず日中両国が境界を画定する必要があり、さらに、大陸棚の拡大の申請は、すべての沿岸関係国の事前の同意がなければ検討できない決まりがあるとして、大陸棚限界委員会に対して、中国の拡大申請を審査しないよう求めています。
東シナ海を巡っては、韓国も26日、国連に対して、同じ海域で大陸棚の拡大を申請する文書を提出しており、日本政府はこれについても近く反論を行うものとみられています。

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