フランス通信の報道によりますと、木寺大使は24日月曜、記者のインタビューの中で、日中両国の外交関係の悪化にもかかわらず、両国の経済関係の強化を求めたということです。
また、「中国における日本企業の活動は、中国の経済にも大きく寄与する」と強調した上で、中国での第1の任務は日中関係の改善であるとしました。
日本の政府関係者のこうした発言の一方で、ここ数ヶ月は日本と中国の関係に緊張が生じています。
これに先立ち、日本の海上保安庁は今月、尖閣諸島の1つである久場島付近の海域に、3隻の中国籍海洋巡視船が接近したことを明らかにしました。
これ以前にも、中国の航空機が、尖閣諸島上空を通過しており、日本側は「この措置は、この地域に対する1958年以来初の領空侵犯である」としています。
今年の9月11日に、日本が尖閣諸島を国有化して以来、日本と中国の緊張が高まっています。