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大飯原発 規制委の断層再調査続く
12月29日 12時15分

大飯原発 規制委の断層再調査続く
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国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所で、断層を検証している国の原子力規制委員会の専門家会議は、2度目となる現地調査を28日に引き続き29日も行い、地層のずれが活断層かどうかを詳しく調べています。

原子力規制委員会の島崎邦彦委員と専門家の合わせて5人は、28日に引き続き29日も、大飯原発の敷地北側にある地面に溝を掘って地層の断面を調べる「トレンチ調査」の現場を訪れました。
この現場にある「地層のずれ」について、関西電力は「活断層ではなく地滑りだ」と主張してますが、28日、調査した専門家の多くから、「疑問が残っている」、「納得していない」という意見が相次ぎ、結論は出ませんでした。
島崎委員らは、午前中、断面の土を削るなどして、地層のずれが活断層かどうかを詳しく調べました。
国内で唯一運転している大飯原発について、規制委員会は、重要な施設の真下を走る断層を活断層と判断した場合、運転停止を求める考えで、大飯原発の現地調査は先月に次いで2度目ですが、島崎委員は、28日、「簡単に分かるわけではない」と述べ、調査の長期化を示唆しています。
規制委員会の専門家会議は、午後も調査を行ったうえで、年明けに断層を評価する会合を開くことにしています。

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