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中国 尖閣で安倍政権に対話呼びかけ
12月28日 22時49分

中国 尖閣で安倍政権に対話呼びかけ
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沖縄県の尖閣諸島を巡って、中国外務省の高官は、今後も周辺海域に海洋調査船などを派遣する姿勢を示す一方で、「対話を通じて解決方法を探っていくべきだ」と述べ、安倍新政権に対して、硬軟織り交ぜながら、領土問題の存在を認めさせようというねらいがあるものとみられます。

これは、中国外務省の張志軍外務次官が28日、北京で開かれた中国駐在の各国の外交官などを招いたフォーラムで述べたものです。
この中で張外務次官は、沖縄県の尖閣諸島を巡って、「中国政府と国民の領土の主権を守る決意は揺らぐことはない」と、改めて中国の領有権を強調したうえで、「われわれは安定した周辺環境を望んでおり、問題を引き起こすことはないが、決して恐れることもない」と述べ、今後も尖閣諸島の周辺海域に海洋調査船などを派遣していく姿勢を示唆しました。
その一方で、「中国と日本はそれぞれの主張があり、立場が異なる。われわれは対話を通じて適切な解決の方法を探っていくべきだ」と述べ、日本に対して、尖閣諸島を巡る対話に応じるよう求めました。
中国政府としては、安倍新政権に対して、硬軟織り交ぜながら、改めて領土問題の存在を認めさせようというねらいがあるものとみられます。

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