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帰省ラッシュ目前!新東名高速で3キャリアの4G/LTE通信速度をチェック!!
帰省ラッシュ目前!新東名高速で3キャリアの4G/LTE通信速度をチェック!!

帰省ラッシュ目前!新東名高速で3キャリアの4G/LTE通信速度をチェック!!

2012年12月28日(金) 23時15分
いざ新東名高速への画像
いざ新東名高速へ
計測中の画像
計測中
3キャリア、Androiod端末の計測結果の画像
3キャリア、Androiod端末の計測結果
iPhone 5の計測結果の画像
iPhone 5の計測結果
今回使用したスマートフォンの画像
今回使用したスマートフォン
清水サービスエリアの画像
清水サービスエリア
早朝にスタートしたが、終わるころには日も暮れていたの画像
早朝にスタートしたが、終わるころには日も暮れていた
出来たばかりの道路なので、施設はどこも綺麗の画像
出来たばかりの道路なので、施設はどこも綺麗
 29日からは帰省ラッシュが始まり、各地の高速道路では混雑が予想される。帰省の道中、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)等での休憩時や、渋滞にはまってしまった際など、スマートフォンでの通信が快適に使えると何かと便利だ。2012年は、iPhone 5発売を皮切りにLTE通信網の認知度が上がり、その実効速度が注目されるようになった。通信キャリア各社は、全国の主要都市、交通機関でのネットワーク整備状況を競い合っているが、高速道路のサービスエリアはどうなっているのだろうか。

 今回は4月に開通した新東名高速道路のサービスエリアにて、4G/LTE対応の最新Android端末、およびiPhone 5の通信速度調査を行った。使用した端末は、NTTドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」、KDDI(au)「Xperia VL SOL21」、ソフトバンクモバイル「Motorola RAZR M 201M」と、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルそれぞれの「iPhone 5」。速度計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。同一箇所で3回計測し、平均値を算出している。計測は、新東名の下り路線、御殿場JCTから三ヶ日JCT間にあるサービスエリアとパーキングエリア7ヵ所において実施した。

■KDDI(au)のAndroid端末が速度・安定性ともに圧倒的

 その結果、ほぼすべてのSA/PAでLTEに接続するなど、実効速度・安定性ともに頭一つ抜けていたのがKDDI(au)のAndroid端末「Xperia VL」。Android端末で比べると、下り速度は掛川PAを除いた6エリアで1位となり、上りに関しては全エリアで1位に。下り速度はコンスタントに15Mbps以上を計測し、最速値は静岡SAでの27.68Mbpsだった。同端末に関しては走行中も比較的安定してLTEを掴んでおり、まさに圧勝といったところ。

 ソフトバンクモバイル「Motorola RAZR」は、残念ながら新東名区間では4G通信がほぼつながらず。浜松SAでは下り13.40Mbpsを記録したが、その他エリアでは1Mbpsにとどかないことも多かった。NTTドコモ「AQUOS PHONE ZETA」も、ほぼ全エリアで3G通信しかつながらなかった。唯一駿河湾沼津SAでLTEを掴んだが、下り速度は6.51Mbpsと今一つの結果。ただし、1Mbpsを下回る所も多かった「Motorola RAZR」と比較すると、安定して下り3Mbps以上は出ており、極端に遅くなることがなかったのは評価できる。

■iPhone 5は少し物足りない結果に

 次にKDDI(au)とソフトバンクモバイルが火花を散らしている「iPhone 5」だが、7ヵ所中、LTE通信が可能だったのはKDDI(au)版1ヵ所、ソフトバンクモバイル版2ヵ所と、どちらも少し寂しい結果に。最高速度はKDDI(au)版が駿河湾沼津SAで下り6.24Mbps、ソフトバンクモバイル版が浜松SAで7.34Mbps。ソフトバンクモバイル版「iPhone 5」は、「Motorola RAZR」に比べるとまだ安定していた印象だが、上り速度が遅いことが気になった。

 参考までに、新東名に入る直前にある港北・海老名・足柄、3つのサービスエリアでも計測を行ってみたが、ここでもKDDI(au)の「Xperia VL」が圧倒的で、海老名SAでは下り32.81Mbpsという速度を記録した。またソフトバンクモバイル版の「iPhone 5」も、海老名SAで20.07Mbps、足柄SAで10.31Mbpsを記録するなど、都心に近いとかなり速度が出る傾向にあった。

 調査全体を通して見ても、やはりKDDI(au)のAndroid端末「Xperia VL」の数字が飛びぬけていることが印象的。KDDI(au)はAndroid端末向けLTE用に、800Mhz帯域をメインで使用しており、この基地局整備が順調であることが要因なのかもしれない。今回は新東名の下り路線でのみの計測となったが、その他全国の高速道路上ではどういった結果になるだろうか。今後も様々な場所で速度調査を続けていきたい。
《白石 雄太》
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