石垣市、FBで特産品販売

「FB良品」での販売商品をアピールする中山市長(左端)、樋渡市長(最前列右)、出店業者ら=18日、石垣市大川・ゆんたく家

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2012年12月18日 19時34分

 【石垣】石垣市は18日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」(FB)を活用した特産品販売を、県内自治体で初めてスタートした。ホームページ「FB良品ISHIGAKI」から、八重山かまぼこや島産ひとめぼれ、スイーツ、洋服など6商品が通販で購入できる。中山義隆市長は「新たな商品開発や販売法を検討しながら、よりよい『FB良品』にしたい。石垣の人、物、心を全国にPRする」と意気込んだ。

 佐賀県武雄市(樋渡啓祐市長)が昨年11月に始めた取り組みで、両市を含め全国9自治体が参加。石垣市によると、商品が売れたら、運営業者が5%の手数料を差し引く。出店料は無料のため、中小業者にとってリスクが少ないほか、口コミや参加自治体の連携による販売促進効果が期待できるという。市は今後、40~50商品の販売を目指す。

 市大川の「ゆんたく家」であったオープンセレモニーでは中山市長や樋渡市長、出店業者ら約40人が運営開始を祝福し、商品をアピールした。

 樋渡市長は「石垣は物産の宝庫で、『南の大横綱』が入ってもらってうれしい。大手通販サイトにはすくえない『地元の逸品』がある。自治体通販により消費者が気軽に地方のいいものに触れ合うきっかけをつくりたい」と述べ、「FB良品」を来年以降、アジアやオーストラリアに展開していく計画を示した。

 紅イモを使ったスイーツを出店した川平観光農園の池村多喜美社長は「全国で紹介され、買ってくれる人が増えると農家のオジー、オバーも元気になる。仕事を頑張る相乗効果が生まれる」と喜んだ。

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