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01-07, 2009 病院で元旦
■今年も宜しくお願いいたします
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とりあえず、生存報告させていただきます。去年はたぶん、今まででもっとも際どいエリアに近づいた一年でした。
と年末年始は入院で潰した伊藤です。皆さんの年末年始は如何お過ごしでしょうか。上記の事情により年賀状を一通も出すことが出来なかったので、これを読まれた方におかれましては、これを新年の挨拶代りにさせていただければ幸いです。現在は家でゆっくり静養中で、ぶっちゃけ暇をもてあましています。「虐殺〜」のあともそうだったのですが、「ハーモニー」を仕上げたあと何もする気がおこらないのです。チャージ期間、ということなのでしょうか。今年は何とか病を治して、社会復帰できればいいなあ、と思います。
今月は「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」と「慰めの報酬」あたりですか。「ヘルボーイ」はよりファンタジックな方向に舵を切っているようなので、愉しみ。ヨハンも出るみたいだしね。
■トークショー
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http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2009/01/116.html
というのがあるらしいですよ。
http://www.tsogen.co.jp/np/oshirase.do
こちらで見ると、円城さんも登場予定。
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20090107
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以前よりも多くSFを読むようになりました。
古典だからと敬遠していたハヤカワシリーズ、とくに「ニューロマンサー」を
手にとって読むことができたのは、私にとって新しい世界に触れた喜びでした。
もっと早く読んでいればよかった。
でも、読まないまま忘れてしまわなくて本当によかった。
それは、伊藤計劃という作家に対しても、心からそう思うのです。
訃報によって知り、過去の日記を貪るように読み、この人の紹介した作品が見たくなり、
そして、この人の書いたものが読みたくなり、本を買いました。
そして、一年も過ぎようとしているのに
気づくとここに戻ってきてしまう。
きっと私の中の何十分の一かは、非モテの星から来た男によって教えられたもので出来ているのです。
そのことに感謝を込めて。
数日後に寄った書店の文庫本の棚にその作品が・・・「虐殺器官」。
SFというジャンルに縁の無かった自分に、その本を手に取らせたのは印象的な作者名とタイトルでした。
読み始めからからその世界観に引き込まれ、読後にはアマゾンですべての作品をオーダーしていました。
「MGS4」のラストシーン、癌と闘い、死と向き合いながらどんな思い出物語を紡いでいたのか、
それを考えるだけで頭が下がります。
惜しむらくは、もっと早くに出会いたかった。
すべての作品が伊藤計劃の死生観と言うバイアスが自分覆いかぶさる前に。
お疲れ様です ありがとうございました
今まで本当にありがとうございました。
見終わった後に思った事、それは伊藤計劃だったらどうコメントしただろうか・・・。
もう一度、彼の映画への愛情があふれるレビューを読みたかったと再認識させられました。
処女作の「虐殺器官」に魅せられ、MGS4ノベライズ版「METALGEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS」で伊藤さんのMGSへの愛を知り、「ハーモニー」が僕に学ばせてくれました。
文章理解力が乏しい僕は、1度読んだだけで全てを理解しきることは出来ませんでした。僕にとって、人生の教科書が伊藤計劃さんの作品です。
僕の心に、「伊藤計劃」という存在は一生残っています。僕の脳に多くの影響を与えてくださった存在として。僕の生き方に影響を与えてくださった存在として。
伊藤さんの存在と訃報を知り、伊藤さんの作品を買い、貪るように読みました。
今日、やっと僕なりに理解しました。まだまだ気付いていない点もあると思いますが。
もう少し早く「伊藤計劃」さんを知りたかったです。
素晴らしい作品を残してくださってありがとうございました。お疲れさまでした。
もう2年も経ってしまったのですが、こうやってあなたが評価されることはファンの一人としてすごく嬉しく感じています。
受賞おめでとうございます。
MGS4,MGS1,MPO,MGS3をプレイした自分にとって、
メタルギアを小説かするのは難易度が高すぎると思っていました。
ですが伊藤さんをそれをみごとに小説化された...。
しかもMGS4の魅力そのままを小説化されており、
読んでいるとMGS4での風景が浮かんできました。
自分もMy小説を書いているのですが、
国語力が低く、後から読み返すとひどく変でした。
そんな自分が読んでも理解をすることができる、
まさに師匠と呼びたいくらいの、
人生を変えた伊藤さんでした。
最後のエピソードも読まさせていただきました。
伊藤さんが熱血的なファンだったからこそ、
MGSのノベライズにたどり着いたのだと思います。
伊藤さんが亡くなられたときは、
頭の中が真っ白になりました。
どうして神様はどんどん死の世界に
連れてくのでしょうか。
本当に悔しいです。
このコメントは手遅れですが、
いつか読んでもらえると思います。
伊藤さんの今までの活躍は忘れません。
そして、MGS4のノベライスも大切に保管します。
今までありがとうございました。
そして、お疲れ様です。
今、ここにて黙祷を捧げます。
スネークと供に...敬礼!
『虐殺器官』を初めて読み終えたとき、思わず自分の口から洩れた呟きを、今でもぼくははっきりと思い出すことができます。あれから、何度も読み返すたびに、ぼくは打ちのめされてしまいます。物語の力強さに、この物語を生み出した稀有なる才能に、そして、永遠にその才能が失われてしまったという事実に。
伊藤さんの訃報に接したときの衝撃は未だに忘れられません。何かの悪い冗談ではないか、頼む嘘であってくれ、と願いましたが、悲しいことにその願いが叶えられることはありませんでした。もう2度と伊藤さんの新刊を読むことはできないのだなあ、と思うと無性に悲しくなりましたが、涙を流すことだけは堪えました。しかし、それでも胸のどこかにぽっかり空いた空洞はどうにも埋めようがありませんでした。
その後、氏のエッセイや評論、同人小説などを収録した『伊藤計劃記録』『伊藤計劃記録:第弐位相』が刊行されるという幸運に恵まれ、その中で紹介されていた書籍を何冊か読む機会を得ました。恐らく、伊藤さんの仲立ちがなければ一生手に取ることもなく過ぎていった本ばかりだったでしょう。それらの書籍群は、ぼくにこれまで全く知らなかった世界を垣間見せてくれました。伊藤さんが教えてくれなかったら、果たしてぼくは「民間軍事会社」や「リベットの実験」を知りえたかどうか分かりません。また、氏の映画評論に接したことは、ぼくに全く新たな視点から映画を観ることの面白さを教えてくれました。何気ないワンシーンに凝らされた技巧や、さりげないセリフの端々に隠されたメッセージに気づけるようになり、強靭な映像は言葉を介さずに多くのメッセージを観客に伝えることができるのだと分かるようになったのは、間違いなく伊藤さんのおかげなのです。
何より、ぼくは伊藤さんのお陰でものの見方を大きく変えてもらったのです。安易な陰謀論や偏狭な価値観に囚われることがいかに恐ろしいことか、さまざまな意見を冷静に、公正に吟味し評価することがいかに大切か、何かを愛するということがどれほど人を強くすることか、そういったことを伊藤さんは教えてくれました。「神なき時代の神」をただ真っ直ぐに指差すこと、その大切さを教えてくれたのは伊藤さんでした。それが、ぼくのものの見方をどれほど強化してくれたことでしょう。
そこで、ぼくははっと気づいたのです。何も悲しむことはない、ぼくの心の中に伊藤さんは生きているじゃないか、と。伊藤さんの作品を愛する全ての人たちの心の中に、伊藤さんは生き続けているじゃないか、と。
伊藤さんのミームは、ぼくたち伊藤ファンの心の中で生き続けている。ぼくらの一部になって、ぼくらと共に歩んでくれている。
そう思うと、心の中のもやがすっかり吹き払われたように思われました。
伊藤計劃は、不滅です。
ぼくが、あなたが、伊藤計劃を愛する人たちが、彼を必要とする限り。
次に虐殺器官を読み終え、その時に初めて伊藤さんが既に亡くなっていることを知りました。
もっと早くに伊藤さんの作品に出会えたらよかった。
でも、伊藤さんは確かに僕のあたまの中で生きています。
僕はまだ中学生です。
これから先、伊藤さんの事を胸に刻んで、生きて行こうと思います。
僕に新しい物の見方を教えてくれた伊藤計劃さん、ありがとうございました。
30ページの遺作を読んで、ここで終わってしまう事に絶望したと。
それも芥川賞を受賞後、次の作品として発表するなんて・・・。
彼にとってのあなたとのかかわりの深さを、再認識させられました。
あなたを失った事を、ご家族以外で一番惜しんでいたのは彼だったんでしょうね。
これを機会に少しでも多くの人たちに、「伊藤計劃」の世界観を感じてもらえますように。