仮面ライダークウガ

-A NEW HERO. A NEW LEGEND.(新たな英雄、新たな伝説)-


概要

2000年に放送された特撮番組『仮面ライダークウガ』に登場する仮面ライダー
昭和で一時終わった仮面ライダーシリーズから平成で地上波初の作品の主人公であり、
この作品以降は「平成仮面ライダーシリーズ」とも呼ばれる。
仮面ライダーディケイド』にも登場している(後述)。

主な変身者は、世界を旅する冒険家である「五代 雄介(ごだい ゆうすけ)」。
遺跡で発見されたベルトを何かに導かれるように装着したことで、クウガへの変身能力を持つようになり、
殺人ゲームを行うグロンギ族と戦うようになる。

+  原作ストーリー

+  五代雄介

+  クウガの各フォーム

+  グロンギ族について

+  ゲゲル

RX以来久々に製作されたテレビでレギュラー放送する仮面ライダーであり、
その今までの子供向け特撮番組とは異なる大人も楽しめる作風で一大ブームを巻き起こし、
以後10作以上続く平成ライダーシリーズの礎になった(同様の例では『ウルトラマンティガ』が挙げられる)。

ただ、以後の作品がシリアスなストーリーを繰り広げつつもある程度は今までの特撮番組のような
「お約束」を許容していった(後述)ことに対して、そういった「お約束」を徹底的に排除、もしくは理由を付けたことに
クウガの特徴と、以後のシリーズとは一線を画すところがある。

例えばロケは全て脚本上の場所と同じ場所で行い(そのため最終話では、たった1シーンのために
 特撮番組では前例のない海外ロケ(それも近隣諸国ではなく、中米のキューバ)まで行われた)
劇中での時間経過は実際に移動した移動時間まで計算に入れたものになっている。
シリーズ構成を務めた荒川稔久氏は後に「『クウガ』はシミュレーション」と専門誌のインタビューで振り返っている。

後のシリーズでは描写される事が少ない 『各フォームの個性(延いては長所、短所)』 がクウガではハッキリと表現されており、
新たなフォームに変身できるようになっても最初の内は使い方が解らず苦戦してしまう事が多く、
(ロッドを使った攻撃が得意なドラゴンフォームで素手での格闘を仕掛けたり、
ペガサスフォームの超越感覚に翻弄され何も出来ないまま変身可能時間が終わってしまった 等)
その後の遺跡の古代文字の解読や五代自身の工夫の末各フォームを使いこなせるようになる過程がリアルに描かれている。

また主人公もしくはその関係者が偶然怪人に遭遇するというパターンをなるべく廃し、
雄介が怪人の行動を知り対策を立てることができるのは警察内に協力者がいて情報を流してくれるからという設定が為された。
他にも 「怪人は1エピソードで1体、弱い順に現れる」 (先述のように昇進のための殺人ゲームだから)
「怪人は東京都内、遠くても近郊でしか活動しない」 (人口が多く人口密度も高く、ゲゲルを行うには最適の環境)
「怪人は倒されると爆発する」 (クウガの必殺技に含まれる封印エネルギーによるもの)
「怪人は回りくどい作戦で人々を襲う」 (ゲームのルールで対象や方法が定められているから)
「怪人はライダーを倒せそうな時も見逃すことがある」 (スコアにならない&生かしておいた方が楽しい)
といったお約束全てに設定上の細かい理由を付ける等、異常とも言える拘りを持って作られている。
そのため特撮ファンの間では、平成ライダーでもクウガとそれ以降はまた別物であるという声も多い。

+  クウガの放送当時の裏話

商業面では変身ベルト等の人気で好成績を記録したが、
ドラマパート重視の作劇により結果的に戦闘シーンが極めて短いエピソードが生じたり、
10月に発売されていたクウガの最強形態が、翌年1月の最終回直前まで本編に登場しない(出番も1、2分程度だった)等の
展開が行われた他、逆にスポンサーの玩具会社の担当者も知らなかった新形態が登場し、
急遽その商品が開発・発売されるなど販促番組としても異例づくめの記録を残すこととなった。

その集大成ともいえる最終回では、AパートとBパートの間にCMを挟まず一気にEDまで放送、
変身後の主役ヒーローが一切登場せず戦闘パートが無い内容だったことが賛否を呼んだ。

また、主題歌「仮面ライダークウガ!」は『北斗の拳』の「愛をとりもどせ!!」などで知られる
クリスタルキングの元メンバーである田中昌之氏が務めた。
喉の負傷事故でかつてのハイトーンボイスは見る影もなくなったものの、
それを乗り越えたハスキーボイスが魂に訴えかけるアツイ曲である。
中でも特に 「熱く蘇れ」 というフレーズはストーリー上のクウガだけでなく、
平成の時代での『仮面ライダー』自体の復活をも象徴しているように感じられ、非常に印象深い。

+  『仮面ライダーディケイド』以降のクウガ

(以上、Wikipediaから引用、改変)


MUGENにおける仮面ライダークウガ

[[平成仮面ライダーキャラでおなじみのqzak氏が手書きで平成ライダーの殆どを公開していたこともあり、
かつては 平成ライダー唯一のMUGEN不在キャラクター であった。
+  平成ライダーのMUGEN事情
一応qzak氏の仮面ライダーディケイドにクウガ要素があったが、
純粋な仮面ライダークウガ としてのキャラは長く…本当に長い間、存在しなかった。

しかし現在は琉衣氏&吾妻氏を始めとする制作チームによるクウガが公開されている。
現在は2012年9月27日に公開されたver1.61版が最新。
小野寺ユウスケボイスになるボイスパッチがかじゅみ氏によって公開されている(ver1.20用)。

2009年8月19日のα版から10年8月8日のβ2公開を通じて一部ドットの描き直し、
スパキャンやカウンター、根性値(逆根性値)等のシステム。追撃、立ち回り強化の為の細かいモーションの追加や、
各フォームに対応した勝利ポーズや演出、それ以外にも各種F数、速度設定等の内部的な部分も含めた、
相当に丁寧な作りでの更新が続けられている。

ただし、『クライマックスヒーローズ』等のように形態変化して戦うというのは無理な様子。
(MUGENの仕様上変身キャラを作るのは非常に難しいが、それ以上に形態変化するとスプライトを書く手間が倍になってしまう)
なので、今回はスパコンのみでフォームチェンジする事になったらしい。
ドラゴンは乱舞技、ペガサスは唯一の飛び道具、タイタンはアーマーで攻撃を耐えつつ剣で反撃する(当身ではない)技となっている。
ペガサスフォームに関しては変身時間の制約があるので、原作再現ともいえる。

5Pカラーではチェーンコンボ小足・小パンが連打キャンセル可、
移動技の岡本ダッシュが使用可能(以前は通常版で使用可能だった)、スパコンのコマンドの簡略化などの性能変化が加わった
初心者用プチ簡易操作モード」となる。
\クウガァ/

ver1.48ではとうとうアルティメットフォームも使用可能になった。

現時点でも十分な完成度と思える出来なのだが、まだ制作チームは満足していないらしく、向上意欲の高さが伺える。
比較的多彩な動きをするAIも搭載されているため、大会動画等にも使えるだろう。

なお、ボイス・AIパッチ各種の制作は自由で、製作用の資料が同梱してある。
製作者曰く「AIは専門外なので、β版時代のを最新版に対応させバグが出ないようにしてるだけ」らしい。
更新により、AIもタイタンやアルティメットを使うようになったが、それでもやや不安定な面もあり飛び道具や対空には弱いらしい。
フォームチェンジを活用した格好いいクウガを見たい人は、自分でAIを作成しよう。

過去とその他のクウガ作成動画はこちらに記載。

マイリスト


出場大会

削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
この超古代の戦いは月刊ホビージャパン連載の『S.I.C HERO SAGA』で語られた。
「ゲブロン」という名称は、「仮面ライダークウガ コレクションボックス」内の「アート・オブ・クウガ」に記されている。
グロンギの脅威に対抗する者として、呪い師によって選ばれた青年「リク」がリントの秘宝「霊石アマダム」を授けられ、クウガの力を得る。
ところが呪い師はグロンギの仲間であり、戦いに強い者ではなく、ただ心優しい事だけが取り柄の軟弱な青年を選んでいたのだ。
仲間と共にグロンギへ挑んだリクであったが、旅の中で超能力を持たない仲間達は全滅し、自らも窮地に陥ってしまう。
しかし、もう一つの霊石から生まれた「ゴウラム」に助けられ、そのまま協力してグロンギと対決。
ついにグロンギの長、ン・ダグバ・ゼバを倒し、故郷へと帰っていくのだった。
基本的に公式ではない『HERO SAGA』では珍しく、クウガの高寺プロデューサーが関わっている 公式ストーリー である。
一応、この中でもアルティメットフォームは登場しているのだが、リクは人間の心を失っておらず、
くわえて「全グロンギを生かしたまま封印する」という快挙をなしとげている。

*2
上述のダグバやガドルのような昆虫やそれに近いものをモチーフとした場合は「バ」、
バルバやギノガのような植物やそれに近いものは「デ」、鳥類やコウモリのような翼を持つものは「グ」、
陸上哺乳類は「ダ」、爬虫類や両生類は「レ」、魚類やヤドカリのような水辺に住む生き物は「ギ」となる。

*3
上述の「お約束」は、予算の枠内での制作や、撮影場所を確保しなければならない関係上から
編み出されたものが殆どだったりする。
そもそも初代『仮面ライダー』自体、クランクイン当時に制作会社である東映がストライキの渦中にあったため
予算や撮影環境が十分確保できない中、スタッフたちの創意工夫により作られたものだった。



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