古い記事を思い出して、歌手、ジュリーこと沢田研二さんの「我が窮状」を聴きました。憲法九条への「ラブソングでもある」この曲を、今も歌っているでしょうか。
自民党の安倍晋三内閣が始動しました。「国防軍の保持」など、改憲に強いこだわりを持っています。
九条をめぐる窮状、というか、議論はずっと続いてきました。PKO協力法でもイラク戦争でも、もっと前からも。九条があるから「普通の国になれない」「国際貢献できない」という声。九条があるから「誰も撃たずに済んだ」「私たちは守られてきた」という声。
今は亡きロック歌手の忌野清志郎さんは、改憲論議が盛んだったとき、ステージから「この国の憲法を知っているかい」と語りかけました。「戦争はしない、戦争に加担しない。まるでジョン・レノンの歌みたいじゃないか。世界中に自慢しよう」と。
憲法と歌を並べるのはおかしいかもしれません。でも、九条の平和主義の理想は、ジョンの「イマジン」と響き合うような気がします。「想像しよう。すべての人が世界を分かち合っている」。変わらない思いが歌い継がれます。
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