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地方
判決直後逃走、男を逮捕 神戸地裁明石支部 手錠・腰縄自分で外す
2012.12.26 02:01
25日午前10時55分ごろ、明石市天文町の神戸地裁明石支部で、実刑判決を受けた男が神戸拘置所に移送される際、手錠や腰縄を外して逃走。支部から約150メートル離れた国道2号付近まで逃げたが、同拘置所の職員が取り押さえ、通報で駆けつけた明石署員が単純逃走容疑で現行犯逮捕した。
男は神戸市長田区上池田の無職、木南之宏(きみなみ・ゆきひろ)容疑者(29)。逃走直前、公務執行妨害や傷害などの罪で懲役2年4月の実刑判決を受けていた。「判決に不満があって逃げた」と容疑を認めているが、手錠や腰縄を外した方法は供述していないという。
同署や拘置所によると、木南容疑者は判決後、拘置所の職員3人に付き添われながら護送車に乗る直前、突然逃走したという。手錠や腰縄を損壊した形跡はなく、拘置所は移送方法に問題がなかったか詳しく調べる。
木南容疑者は9月、元妻の自宅へ押しかけたなどとして、ドメスティックバイオレンス(DV)防止法違反の疑いで同署に逮捕された。この際、捜査員に頭突きをしたなどとして公務執行妨害などの容疑でも再逮捕され、起訴されていた。
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