通販サイトで産業活性化 南砺市、8日から運用
北日本新聞 12月7日(金)17時13分配信
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通販サイト「FB良品NANTO」の運用開始を発表する田中南砺市長(左)と樋渡武雄市長=南砺市役所福野庁舎 |
南砺市は7日、フェイスブックなどを利用した通信販売サイト「FB良品NANTO」を8日から運用すると発表した。第1弾として地元産の干し柿やそば、ソーセージ、井波彫刻、福野縞(ふくのじま)の帽子、シクラメンなど特色ある10品をリストに掲載。毎月10品ずつ増やし、中小事業者を中心に地場産業の活性化を目指す。
「FB」は「FUN(楽しみ)」と「BUY(買う)」の意味。基本システムは佐賀県武雄市が民間と協力して開発し、昨年11月に運用を始めた。システム導入費用や利用料を自治体が負担することで商工業者が手軽に情報発信でき、カード決済にも対応する。従来はフェイスブックだけの対応だったが、8日からポータルサイトでのサービスも開始する。
市役所福野庁舎で発表した田中市長は「南砺の『ほんまもん』として世界へ発信したい。これを契機に素晴らしい商品を開発してほしい」と呼び掛けた。樋渡(ひわたし)啓祐武雄市長が同席し、今後の連携に期待を示した。
これまでに薩摩川内市(鹿児島)や陸前高田市(岩手)など6件の導入例があり、南砺市は7件目。北陸では初。現在も約40件の問い合わせがあり、来年1月には導入自治体が二けたになる見込みだという。
「FB良品NANTO」のアドレスは、フェイスブックがhttps://www.facebook.com/NantoCity。ポータルサイトはhttp://nanto.fb-ryohin.jp/。いずれも8日午前10時からサービスを開始する。
北日本新聞社
最終更新:12月7日(金)17時13分