【北陸発】フェイスブックで南砺特産をPR 北陸自治体初 専門ページ
市長「全国に販路広げたい」富山県南砺市は八日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」上に地元の特産品を掲載し、通信販売する専門ページ「FB良品NANTO」を設ける。全国で一千万人以上と言われるフェイスブック利用者に南砺ブランドをアピールし、販路を広げる。地方自治体としては北陸三県で初めて。(近藤統義) FBは「FUN(楽しみ)」と「BUY(買う)」の意味。フェイスブックは利用者が投稿したコメントを友人と共有できるので、商品情報が広がる効果があるとされる。自治体では昨年十一月に佐賀県武雄(たけお)市が初めて設けた。 出品者に登録料はかからないが、カード決済やシステムの手数料として販売価格の9%を負担する。南砺市が毎月十品目を募り、ページに掲載するため、農家などの個人事業者やパソコンを使えない人でも気軽に参加できる。市が運営しており、消費者に信頼感を与えるのも利点。今月は井波彫刻の龍剣ギターや干し柿、利賀そばなどを販売する。 岩手県陸前高田市、鹿児島県薩摩川内市など参加七市町の商品がまとめて閲覧できるFB良品のポータルサイトも同時に開設し、フェイスブック利用者以外も商品を購入できるようにする。 南砺市の田中幹夫市長は「地方でも全国に広まるきっかけになる」とアピール。同席した武雄市の樋渡啓祐市長は、来年四月以降にはシンガポール向けに英語の通販ページを設け、東南アジアに販路を広げることを明らかにした。 南砺市のホームページからアクセスできる。 PR情報
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