- [PR]
政治
やはり「迷惑オバサン」だった? 田中真紀子大臣の功罪とは
真紀子氏は11月9日の会見で、「結果として3大学の設置認可に関して、関係者の皆さまにご心配ご迷惑をおかけしたことについて心からおわび申し上げます」と神妙に謝罪。しかし、どうも心から反省しているとは到底思えない。
というのも、不認可判断を撤回した7日に、真紀子氏は、3大学について「逆にいい宣伝になって4、5年間はブームになるかもしれない」と発言していたからだ。「応援して頑張ってほしいという思いがあった」と釈明したが、3大学側の怒りは容易に想像できる。
真紀子氏は12月25日、事実上の退任会見で、「10月1日に着任、26日に高等教育局長から認可の話を初めて聞いて、しかも認可は30日だと聞いた。週末なので、『1日2日で判断するのは駄目なので、本来は着任の時に懸案事項として言っていただけることじゃなかったんですか』と言ったのだが、その議論が当時、皆さまに見えなかったと思うので、突然私がまた外相時代みたいに騒ぎ立ててたんじゃないかと」と、あたかも誤解されたかのような主張を展開。
さらに「『大臣自身が相当傷つきますよ』と言われたが、そうであっても、この(大学設置認可のあり方を見直す)問題は議員立法でやるとしても何年もかかる問題だから、在職中に内部からブレイクスルーを作れるのであれば、また似たような人格攻撃をされるであろうことを承知の上で見直しするいいきっかけだと思った」と、自らを悲劇のヒロインのように語る。何の瑕疵(かし)もない3大学を理不尽にもいったん不認可としたことはすっかりお忘れのようだ。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]