笹子トンネル27日ぶり開通 下り線対面通行で仮復旧天井板崩落事故で上下線とも通行止めとなっていた山梨県の中央自動車道笹子トンネルが29日午後、事故が起きていない下り線を対面通行にして27日ぶりに仮復旧した。 対面通行はトンネルとその前後の計約8キロ。トンネル内は時速40キロ、前後は50キロに規制する。 下り線は事故後の緊急点検で、アンカーボルトを中心に多数の不具合が判明したが、中日本高速は「補修や原因調査より仮復旧を優先させる」としてボルトや天井板などを撤去、換気用のジェットファンを付けた。 事故は今月2日、笹子トンネル上り線で発生し9人が死亡した。上り線の復旧時期は来年1月上旬に発表するとしている。 【共同通信】
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