血統ビーム的・傾向と対策/亀谷敬正

有馬記念、中山芝中長距離に相性の良い血統

2012年12月21日(金)12時00分

注目数:24人
有馬記念が行われる中山芝2500mは、過去2年で15レース行われ、ステイゴールド産駒が4勝。最も多くの勝ち馬を出しています。

さらに、中山芝2000m以上で集計しても、最も多くの勝ち馬を出しているのはステイゴールド(14勝)。中山の芝中長距離にて、今、最も適性が高い種牡馬はステイゴールド産駒なのです。

 有馬記念も過去3年間でステイゴールド産駒が2勝。今年、有馬記念に出走するステイゴールド産駒は、ゴールドシップオーシャンブルーナカヤマナイトの3頭。

 先週の朝日杯FSは、ローエングリン産駒が1、3着。2008年から4年連続で勝ち馬を出している母父サンデーの産駒が、今年も1〜3着を独占。(しかも出走馬は3頭のみ)

 個人的には、3着のゴットフリートが本命だったので、相手にもローエングリン産駒のロゴタイプを入れておいたら当たってしまい「血統はベタに活用すべきだ」と改めて関心したばかりですし、素直にステイゴールド産駒を狙うつもりです。

 なお、過去2年間の中山芝2000m以上のレースで、2番目に勝ち馬を出しているのはキングカメハメハ。有馬記念でもキングカメハメハ産駒のトゥザグローリーが2年連続で馬券になっています。

 そのトゥザグローリーは母がトゥザヴィクトリー。2001年の有馬記念で3着と健闘した馬。

 ダイワファルコンの母ダイワルージュは、弟のダイワメジャーが有馬記念で2年連続3着。妹のダイワスカーレットが2007年の有馬記念で2着。そして2008年は優勝。最も有馬記念に相性の良い牝馬といえるでしょう。

【お知らせ】
2012年度の更新は今回で終了となります。2013年度は1月11日から更新いたします。

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コラムニストプロフィール

亀谷敬正
亀谷敬正
血統馬券予想理論「血統ビーム」の提唱者。「ブラッドバイアス」「大系統」「小系統」などの血統予想用語、概念の作者でもある。その革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は、若手競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。 血統ビームなどの詳しい説明、亀谷氏の最新情報などは亀谷敬正HPへ HP http://k-beam.com

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