滋賀県の嘉田由紀子知事が会見を開き、「日本未来の党」を事実上分党することを正式に発表しました。

【滋賀・嘉田由紀子知事】
「家風が違う場合に、なかなか共同でハッピーライフは難しいということで…」

日本未来の党は党運営をめぐる対立から、結党からわずか１ヵ月で事実上、分党することを正式に発表しました。

小沢一郎氏のグループが党に残って「生活の党」に名称変更し、新たな代表には森裕子氏が就任しました。

会見には小沢氏も同席し、今後、両党が再結集する可能性については否定しませんでした。

【小沢一郎氏】
「同じ方向性を目指して今後も頑張っていこうということに、変わりはない」

いっぽうの嘉田氏は、元社民党の阿部知子氏とともに党を離れ、新たな政治団体としての「日本未来の党」を設立することにしています。

大阪証券取引所は１年の取引を締めくくる「大納会」を迎え、終値は去年の大納会より高い１万７６８０円０２銭でした。

大証は、来月１日に東証と合併し、「日本取引所グループ」の傘下に入ります。

現物市場は来年７月、東証へ一本化され、デリバティブ市場が大阪に残ることになります。

徳島県美馬市では、ユニークな餅つきで１年を締めくくりました。

「三味線餅つき」は、特産の藍で栄えた商人が景気良く餅をつかせたのが始まりとされ、毎年、仕事納めの行事として行われます。

用意された３０キロのもち米は、およそ１時間でつきあがり、市役所を訪れた人に配られました。

午前９時前、奈良県高取町清水谷の国道１６９号線で、軽自動車が道路わきの壁にぶつかってスピンし、後ろからきた乗用車と衝突しました。

軽自動車の助手席に乗っていた新谷妃絆ちゃん（２）が、内臓を損傷しておよそ３時間後に死亡し、運転していた２４歳の母親が軽傷です。
妃絆ちゃんは、チャイルドシートではなく、大人用のシートベルトを締めていたということです。
警察は、運転ミスが原因とみて調べています。

２８日午前９時半ごろ、兵庫県佐用町円光寺で、宿泊施設を出たバス３台が次々とスリップし、ガードレールにぶつかったり、土手に乗り上げたりしました。

３台のバスには、神戸市などのサッカークラブの合宿で、施設に泊まっていた小学生や大人、およそ１３０人が乗っていて、このうち小学生８人が、顔や腕を打撲する軽傷です。
道路は雪が積もっていましたが、バスはスノータイヤやチェーンをつけていませんでした。

航空会社「スカイマーク」は、来年３月末で関西空港と札幌、那覇を結ぶ路線から撤退すると発表しました。

格安航空会社との競争が激しく搭乗率が４割台に低迷していたためで、今年３月の運航開始からわずか１年での撤退になります。
一方、神戸空港の発着便については、「撤退は考えていない」としています。

兵庫県の県立高校の野球部員らが、バスの中で知的障害者の男性に嫌がらせをし、パニックに陥る様子をスマートフォンで撮影し、仲間で閲覧するインターネットのサイトに投稿していたことがわかりました。

高校によりますと、野球部員８人を含む１年の男子生徒１０人は、今月１１日、下校中の路線バスの中で知的障害者の男性が席に座るのを妨げたり、からかったりしました。

嫌がらせを受けた男性がパニックに陥いると、その様子をスマートフォンで撮影し、仲間３１人が閲覧できるインターネットのサイトに投稿していました。目撃した他の生徒の連絡で発覚したということです。

高校の調査に対し、関わった生徒らは、面白半分でやったという趣旨のことを話していて、高校は、生徒１０人を５日間の自宅謹慎としました。

校長は、「組織的、計画的ないじめだ。同じ過ちを起こさぬよう徹底して指導したい」と話しています。

現在「長寿世界一」の115歳・京都府京丹後市の木村次郎右衛門さんが、28日、史上最も長生きした男性となりました。


木村次郎右衛門さんは、明治30年生まれの115歳で、ギネスブックが「男女合わせて現在の世界最高齢」に認定しています。

そして28日、次郎右衛門さんは115歳253日を迎え、デンマーク出身の男性を抜いて史上最も長く生きた男性の記録を更新しました。

次郎右衛門さんは子ども７人、孫14人、ひ孫25人、それに玄孫13人と、59人の子孫に恵まれています。

今月中旬から体調を崩し入院中ですが徐々に回復し、看護師からお祝いに花束を贈られると「サンキュー　ベリー　マッチ。ユー　アー　ベリー　カインドマン」と、今回も得意の英語で感謝したということです。

伊勢神宮までおよそ１７０キロを歩いて初詣に行く、恒例の伊勢迄歩講（いせまであるこう）の一行が、２８日朝、大阪を出発しました。

大阪市中央区の玉造稲荷神社には、２１歳から７８歳までの５２人が集まり、お祓いを受けた後、伊勢神宮を目指して出発しました。
この「伊勢迄歩講」は、伊勢街道の起点である玉造から伊勢神宮まで、約１７０キロを歩いて初詣に行く恒例行事で、今年で４０回目です。
伊勢神宮では来年、２０年に一度正殿を建て替える式年遷宮が行われます。

【大阪の男性】
「６６歳になるので頑張ろうと思っています。ゴールだけ。寒さに負けないように」
【兵庫の男性】
「２２回目。毎年来なければ寂しい」

一行は、途中、宿泊しながら歩き続け、大晦日には、徹夜で約７０キロを歩いて、元日・午前０時の到着を目指します。

近江八景の一つ、「三井の晩鐘」で知られる滋賀県大津市の三井寺では、鐘の汚れを落とす年末恒例のすす払いが行われました。

大津市の三井寺では、たすきを掛けた僧侶がササの葉が付いた長い青竹を使って、釣り鐘にたまった１年間のホコリを丹念に払い落としました。
この釣り鐘は、およそ４００年前に作られ、近江八景のひとつの「三井の晩鐘」として知られています。
音色の良さから、宇治の平等院、高雄の神護寺とともに日本三銘鐘に数えられています。
鐘の周りには、提灯やしめ縄も飾り付けられ、迎春準備が整いました。
三井寺では、元日の午前０時から「除夜の鐘つき」が行われ、美しい音色を響かせます。

２７日夜、東大阪市のホームセンターで、２２歳の男がこたつなどを盗んで逃げる際、店の保安員にケガをさせたとして逮捕されました。

逮捕されたのは、東大阪市若草町の塗装工堀本拓也容疑者（２２）です。
堀本容疑者は２７日午後７時ごろ、東大阪市中野南のコーナン東大阪菱江店で、オーブントースターや電気こたつなど３点を盗んだ疑いがもたれています。
逃げる際に堀本容疑者は、店の保安員の男性（４８）に呼び止められてもみ合いになり、振り払おうとして男性の首や手に軽いケガをさせたということです。
男性は万引き取締りの専門家で、逃げた車のナンバーなどを覚えていたため、２時間半後、堀本容疑者は警察に逮捕されました。
調べに対し堀本容疑者は「買い物に来て急に欲しくなった。逮捕されると思って逃げた」と容疑を認めています。