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国際
拉致被害者家族、心に一筋の光明「これまでの首相と違う」 安倍首相と面会
2012.12.28 21:28
[安倍首相]
就任からわずか2日。北朝鮮による拉致被害者の家族に対し、安倍晋三首相の口から出たのは「私が最高責任者であるうちに解決する」という強い意欲だった。進展なく終わろうとしている今年の最後、家族の心に一筋の光明が差した。
「どんなにつらいお気持ちだったかと思います」。安倍首相は、被害者家族の心情をそう思いやった。
平成14年10月15日、5人の被害者が帰国したが、その後誰一人として帰国を果たせていない。10年にわたり結果が出ていないことに「申し訳ない」と陳謝した。
家族との面会で安倍首相は北朝鮮への「圧力」の必要性を強調した。延期となった日朝政府間協議は再開のめどが立っていないが、「圧力に軸足を置いた対応をしていかなければ、北朝鮮は日本の足元を見て、結局はだまされてしまう」との説明があったという。
解決への強い意志、北朝鮮に対するぶれない姿勢に触れ、家族の期待は膨らむ。増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟、照明さん(57)は「解決への信念や思いはこれまでお会いした首相と全然違う。圧力をもって交渉に臨むことが必要だということもこれまでの歴史を踏まえている」と話す。
横田めぐみさん=同(13)=の母、早紀江さん(76)は「北朝鮮はいつも嘘ばかり。安倍さんは北朝鮮のことをよく知っているし、経験もされている。いろいろな要望をしながら応援したい」と今後に期待を寄せた。
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