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'12/12/28

開放感と憩いの新市庁舎完成




 1月4日に業務を開始する東広島市の新庁舎が、西条栄町の現庁舎隣に完成した。7館に分散していた機能を集約、7月までに北館との2館体制を整え、市民の利便性を高める。展望ロビーも設け、市民が憩える庁舎を前面に打ち出す。

 10階建て延べ約1万7500平方メートル。第2庁舎の産業部、第3庁舎の都市部、第4庁舎の下水道部を集め、東館の生活環境部、別館の財務部も移す。第2庁舎の教育委員会は7月、改修を終えた後の北館に移動する。

 1、2階は子育てや介護、ごみ処理など生活に身近な施策を担う福祉部と生活環境部を入れる。3、4階は総務部、5、6階は財務部と企画振興部、建設部、7、8階は都市部と下水道部、産業部が入る。9階に議場、10階が食堂となる。

 「市民に開かれた庁舎」を意識した空間も完備。1階に開放感を味わえる吹き抜けや、喫茶コーナーを置く。10階の展望ロビーからは酒蔵通りの赤れんが煙突など市街地を一望できる。

 市は1月から、老朽化した現庁舎の解体に着手し、跡地に約180台分の駐車場を整備する。新庁舎と北館をつなぐ渡り廊下も設ける。いずれも工事完了は7月になる見通し。総事業費は約52億円。

【写真説明】吹き抜けにして開放感を出した1階ロビー

【写真説明】中心街が一望できる10階の展望ロビー




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