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避難区域 一時帰宅を前に準備
12月27日 17時38分

避難区域 一時帰宅を前に準備
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難区域に指定されている飯舘村や南相馬市など福島県の4つの市と村では、年末年始に限って自宅への宿泊が特別に認められます。
これを前に、住民が避難先から一時的に自宅に戻り、大掃除などをして準備を進めています。

福島第一原発周辺の避難区域では住民の宿泊は認められていませんが、国は、飯舘村や南相馬市など4つの市と村のうち放射線量が比較的低いなどの一部の避難区域で、29日から来月3日までの間、事前に申請をした住民に限り自宅への宿泊を初めて認めました。
対象の住民たちは、日中、避難先から一時的に自宅に戻り、大掃除をするなどして宿泊の準備を進めています。
このうち、飯舘村から伊達市に避難している管野博さん(78)は、家族4人で自宅に戻り、神棚のほこりを払ったり布団を出したりしました。
管野さんは「自宅以外で正月を迎えたことはなかったので、去年は残念でした。今回は家族そろって自宅で迎えることができます。やっぱりふるさとは格別です」と話していました。
また、孫のまひろちゃん(7)は「飯舘の家は懐かしくていいです」と話していました。
内閣府によりますと、これまでに合わせて156世帯、525人が宿泊を申請しているということです。

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