nkfの説明を見たらmimeを解読するとある。コマンドオプションの説明に base64の文字がある。ひょっとしたらエンコードされた圧縮ファイルがnkf でデコードできるのではと勘違いする。圧縮ファイルをbase64でエンコード したfileに対して「nkf -mB file」とすると処理はされる。しかし、出来上 がったファイルを解凍ソフトに掛けても溶けない。
理由が分からないのでネット検索する。情報は見つからない。実は見つかる 筈がない。そもそもnkfの処理対象はテキストファイルに限るのである。テ キストファイルの漢字コード(Shift-JIS、EUC、JISなど)を相互変換をする ためのツールがnkfである。その基本機能にテキストファイルをエンコー ド・デコードする御負け機能が後付けされている。
nkfがテキストファイル専用ということを忘れてバイナリファイルをnkfに掛 けてしまうという大失敗をする。毒にも薬にもならないごみファイルが出来 るだけで実害はなかった。
デコードしようとした圧縮ファイルの中身は複数個のテキストファイルであ る。それを書庫化圧縮したらバイナリファイルに変わる。この圧縮ファイル を、バイナリファイルをエンコードするソフト(wincodeなど)に掛ける。そ うしてbase64にエンコードしたファイルをnkfでデコードしようとしたので ある。
元ファイルがテキストであろうがバイナリであろうがbase64でエンコードし たものは英数字(A~Z、a~z、0123~9)及び記号のプラス(+)とスラッシュ (/)の合計64種類の文字の並びになる。デコードファイルのチョッと見だけ では元ファイルがテキストなのかバイナリなのかは分からない。
説明書きによるとnkfはISO-2022-JP (B encode) とISO-8859-1 (Q encode) のみを解読するとある。これの意味を考えることなく読み飛ばして失敗した。
そのスジの人なら当然に読み落すことはない内容だろうがnkfを初めて使う 超ド素人にはあまりにもアッサリとさりげなすぎて言っていることが理解で きない。専門的な用語ばかりの説明は分からない。マニュアルには何が出来 るとは書いてあっても何が出来ないとは書かれていない。コマンドの使用例 が一番役立つのだがオプションの箇条書き説明のみの記事が多くて首を傾げ る。
nkfに関するネット上の情報源は少ない。それらの多くはコマンドのオプ ション一覧
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