政治【高木桂一の『ここだけ』の話】ひっそり43年の議員生活に幕 羽田元首相“現役”最後の「納会」+(2/3ページ)(2012.12.29 07:00

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【高木桂一の『ここだけ』の話】
ひっそり43年の議員生活に幕 羽田元首相“現役”最後の「納会」

2012.12.29 07:00 (2/3ページ)
「納会」で仲良むつまじいところを見せる羽田孜元首相と綏子夫人=28日、東京・平河町(高木桂一撮影)

「納会」で仲良むつまじいところを見せる羽田孜元首相と綏子夫人=28日、東京・平河町(高木桂一撮影)

 羽田氏の長野3区の後継者として衆院選に出馬し、民主党新人候補で唯一当選した元長野県議会議長の寺島義幸衆院議員(59)は「羽田先生の長年培ってきた地盤と、歴史の重みを実感している。うれしいというより、よかったという思いだ」と語り、羽田氏から受け継いだ国会議員バッジの“重み”を強調した。

 次いで羽田氏の綏子(あやこ)夫人がこう述べ、出席者に深々と頭を下げると、出席者からは大きな拍手が送られた。

 「この43年間、本当にお世話になりました。あと年々元気でいられるか分かりませんが、(世田谷区)成城の自宅で夫婦で幸せに暮らしてます。これからは雄一郎と二男の次郎のことをよろしくお願いします」

 羽田氏の側近、北沢俊美元防衛相は「今年の納会はひときわ感慨深いものがある。憲政の神様のような人が国会を去られることは残念でならない」と語った上で、衆院選で惨敗した民主党について「捲土(けんど)重来(ちょうらい)を期して一致団結していけば、今回の自民党のように選挙で大勝できる」と訴えた。

 羽田氏自身は民主党の「未来」に関して筆者にこう述べ、傷心の後輩たちにハッパをかけた。

 「(衆院選惨敗は)天から与えられた機会と思って、じっくり時間をかけて立て直していけばいい。焦ることはない」

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羽田孜元首相主催の「納会」であいさつする長男の羽田雄一郎前国土交通相(左)と、羽田氏の地盤を引き継いだ寺島義幸衆院議員

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