政治日露首脳 平和条約へ作業活発化で一致2012.12.28 23:45

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日露首脳 平和条約へ作業活発化で一致

2012.12.28 23:45

 安倍晋三首相は28日、ロシアのプーチン大統領と約20分電話会談し、北方領土問題の解決に向け平和条約締結への作業を活発化させることで一致した。首相はオーストラリアやインド、インドネシア、ベトナムなどの各国首脳とも電話会談し、軍事面で台頭する中国をにらみ「対中包囲網」の構築にも踏み出した。

 安倍首相はプーチン大統領に「北方領土問題の最終的な解決に向け、双方が受け入れ可能な解決策を見いだすべく努力をしたい」と呼びかけた。大統領も「平和条約に関する作業をより活発化するよう両国の外務省に指示を出す必要がある」と応じた。

 大統領は首相の就任に対する祝意を伝えるとともに訪露を要請。平成25年中で調整することになった。

 オーストラリアのギラード首相には「安全保障協力が着実に深化していることは喜ばしい」と強調。ギラード首相も「安保協力をさらに強化していきたい」と述べた。

 インドのシン首相には「日印は最も可能性のある2国間関係だ」と指摘した。南シナ海の領有権をめぐり中国と対立するベトナムのグエン・タン・ズン首相や、インドネシアのユドヨノ大統領とも会談した。

 アジア太平洋地域以外では英国のキャメロン首相とも電話会談。「基本的価値と国際社会での利益と責任を共有しており、十分協調していきたい」と述べた。「安保について地球規模で俯瞰(ふかん)し戦略的に対応する」(首相周辺)との観点から英国とも会談したという。

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