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オスプレイ“合意守らず”318件12月26日 4時12分
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沖縄の普天間基地に配備されたアメリカ軍の新型輸送機、オスプレイについて、沖縄県は、日米両政府が合意した運用ルールが守られていないケースが318件確認されたとして、国に飛行実態の調査などを求める申し入れ書を郵送しました。
沖縄県は、日米両政府が合意したオスプレイの運用ルールが守られているかどうか、ことし10月から先月末にかけて、関係する市町村と連携して目視での調査を行い、その結果をまとめました。
それによりますと、学校や病院を含む人口密集地上空での飛行が、宜野湾市や那覇市などで合わせて315件確認されたとしています。さらに、このうちの74件では、基地や施設の区域外でプロペラを上向きにする垂直離着陸モードで飛行していたことが確認され、いずれも日米合意が守られていないとしています。
このほか、日米の騒音防止協定で制限されている午後10時以降の飛行が3件確認され、沖縄県は、合意が守られていないケースが合わせて318件に上ったとしています。
運用ルールや騒音防止協定は、「可能な限り」などの条件が付けられていますが、沖縄県は、調査結果と合わせて、国に対して飛行実態の調査と日米合意の検証などを求める申し入れ書を25日、郵送しました。
沖縄県は「日米合意を守ってほしいのは当然だが、国としても飛行の実態をしっかり調査し、結果を公表するよう強く求めたい」と話しています。
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