北朝鮮ミサイル:「エンジン」回収…韓国国防省
毎日新聞 2012年12月28日 17時59分(最終更新 12月28日 18時39分)
【ソウル澤田克己】韓国国防省は28日、北朝鮮が発射した事実上の長距離弾道ミサイルの1段目エンジンと見られる物体などを同国南西部沖の黄海から引き上げたことを明らかにした。
韓国軍はこれまで、北朝鮮が12日に発射したミサイルの1段目ロケット上部の酸化剤と燃料のそれぞれのタンク部分を回収している。酸化剤タンクを分析した結果、ミサイルの弾頭重量は500〜600キロ、射程は1万キロ以上と推定した。今回、回収された物体がエンジンの残骸であることが確認されれば、北朝鮮のミサイル技術に関するさらに詳しい情報を得ることができると期待されている。