夫婦で世界王者のバスケス夫妻。ハンナ夫人(左)は夫に熱烈キス=東京都内で
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WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦で、王者内山高志に挑戦する同級暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)が東京都内で公開練習。バスケスは今年8月に結婚したばかりの新婚ほやほやで、新妻のハンナ・ガブリエルさん(29)は前WBO世界女子ウエルター級王者で、現在、同スーパーウエルター級王者。会見でアツアツぶりを見せつけたバスケス夫妻は、愛のパワーで打倒・内山を誓った。
会見では、バスケスよりハンナさんが主役になった。ハンナさんは身長がバスケスより5センチ高い170センチあり、見るからにパワフルな体格。見方によっては、バスケスは若い母親に引率された息子のようにも見える。
ジムメートとして知り合い、付き合って3カ月でスピード結婚。バスケスも暫定とはいえ、世界王者。もし夫婦げんかとなれば世界王者同士のスゴそうなものになりそうだが、2人は「ケンカをするのか」聞かれると、ほぼ同時に「ノー!」と答えた。さらにハンナさんは「カカア天下か」の質問に、「うちは、お互いを尊敬しあっているから、誰がリーダーっていうのはないの。言い争いになっても、理屈が合ってる方が勝つわ」と続けた。
内山戦のアドバイスについては「主人とスパーリングをすると、とても骨が折れるの。なぜならとてもクレバーで、相手の弱点をつかむのが上手だから。だからアドバイスなんてないわ。ボクシングは孤独なスポーツだから、私ができるのは精神的なサポートだけ」とハンナさん。内山が独身であることを報道陣から知らされると「だったら、家族愛で勝つわ」と言い切った。
横でフムフムとうなずいていたバスケスは祖母に育てられ、決して恵まれた少年時代を過ごしてきたわけではないらしいが、「母は生きている。父とは2度会っただけ。でも、自分に起きることは神のおぼしめし。それを受け止めて、生きる。今の小さい家庭を大事に育てていきたい」とキッパリ。ハンナさんは来年いっぱいでボクシングは一区切りとし、子作りに専念する予定。家も建てたいという。負けるわけにはいかない。(竹下陽二)
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