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【プロ野球】

村田が4番奪回宣言 「阿部さんの前を任せて」

2012年12月28日 紙面から

新生児集中治療室で新生児を抱き上げる村田=栃木県下野市の自治医大付属病院で

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 MVP男に宣戦布告だ−。巨人の村田修一内野手(32)が27日、阿部から4番の座を奪い返すと宣言した。今季はベストナインに選ばれるなど日本一に貢献したが、12本塁打と期待された長打は不発。来季は本来の長距離砲の姿を取り戻し、4番に返り咲く。

 この日は栃木県下野市の自治医大付属病院を訪れ、新生児集中治療室(NICU)で治療を受けている新生児や保護者と対面した。自身の長男閏哉(じゅんや)くん(6)も未熟児として生まれた村田はDeNA時代から支援活動を続けており、「野球で活躍して、少しでも元気をあげられればいい」と表情を引き締めた。

 その村田が来季のターゲットに掲げたのが、主将・阿部がどっかりと座る4番の座だ。「今年も4番で阿部さんの前を打っていた時が一番状態が良かった。そこを任せてもらえるような成績を残さないといけないし、目標は高く持たないといけない」。巨人移籍1年目の今季は打率2割5分2厘、12本塁打、58打点。打撃3部門すべてで阿部の後塵(こうじん)を拝したが、4番を打った64試合では打率2割8分5厘、5本塁打、28打点と健闘。原監督が「慎之助が5、6番を打ってくれれば理想的」と話しているように、村田にもチャンスはある。

 4番ゲットへの絶対条件は長打力の復活だ。「ホームランしか意識していない。一番良かった2008年ごろの形に戻すつもり」とバットを上段に構える「侍打法」への打撃改造も決断。元本塁打キングのプライドにかけて、球界最強打者の阿部に挑戦状をたたきつける。 (臼杵秀之)

 

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