堤秀世名誉園長引退公演
チンパンジーステージの第一人者である堤秀世(つつみひでよ)名誉園長の引退公演『堤名誉園長 引退公演』を2012年12月21日(金)から2013年1月27日(日)までの期間、13時30分~園内大講堂にて開催いたします。
引退公演の最終日である2013年1月27日(日)には式典なども予定しております。
今回、学習発表会のエースチンパンジー「アスカ」も引退します。
今まで「チンパンジー学習発表会」に出演してきたチンパンジーたちと同様に、今後群れ入りし、妊娠・出産・子育てへと進めるように計画しております。
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チンパンジーステージ第一人者・堤秀世ヒストリー
堤名誉園長は国内屈指のチンパンジートレーナーでチンパンジーステージの第一人者です。1948年に北海道に生まれ、移動動物園を経て、1979年に伊豆シャボテン公園に入社しました。1981年からチンパンジーステージ「チンパンジー学習発表会」をスタートし、1986年には葦原英了賞(第7回)受賞、1999年には学習発表会に“手話”を取り入れ、2003年には書籍「チンパンジーありがとう」(フレーベル館)を発行、今までトレーニングしてきたチンパンジーは20頭を超えています。
ステージ引退後2013年3月までは、園内にて後継者育成に取り組みながら、お客様により深くチンパンジーを知っていただくよう解説をしてまいります。
チンパンジー学習発表会
「チンパンジー学習発表会」は“ショー”ではなく、チンパンジーの生態や能力の高さをお客様に知っていただくこ
とを目的としています。また群れ入りする前のチンパンジーがトレーニングとして学習した成果を発表する場所となっています。
堤秀世(つつみ ひでよ)略歴
伊豆シャボテン公園名誉園長。北海道大学時代に馬術部に所属し、馬の調教を経験したことをきっかけに、調教全般に興味を持つ。
移動動物園では猛獣使いの助手、象の調教など、いろいろな動物調教の経験を積む。
その後1981年より伊豆シャボテン公園で「チンパンジー学習発表会」を行い、31年間に多数のチンパンジーを育て上げ、チンパンジーステージの第一人者となる。動物全般の行動、心理、トレーニングに関心を持ち、名誉園長となった現在も毎日チンパンジーアスカ(12歳)の能力を引き出すためのステージを続けている。
「わくわく動物ランド」など、テレビにも、多数出演。
「どうぶつ奇想天外」では、番組の開始当時から終了時までの15年半にわたり、準レギュラーとして活躍した。
1948年(昭和23年) | 1月、函館市に生まれる。小学校、中学校を北海道留辺蘂町(現北見市)で過ごし、以後25歳まで札幌 |
1966年3月 | 札幌旭丘高校卒業(6期) |
1967年4月 | 北海道大学理類入学、馬術部に所属 |
1973年6月 | 同大学獣医学部中退 |
1973年7月 | 移動動物園(世界アニマルドリーム博)でドイツ人猛獣ショー助手 |
1974年5月 | メキシコ人チンパンジー調教師(ジョニー・ラム)の助手 |
1975年5月 | 移動動物園でチンパンジー(サチ)とゾウ(マグー)のショーを行う |
1979年2月 | (31歳) 伊豆シャボテン公園入社 |
1981年4月 | チンパンジー学習発表会、開始、現在に至る |
1986年3月 | 葦原英了賞(第7回)受賞 |
1999年 | チンパンジー学習発表会に、手話を取り入れる |
2002年2月 | 伊豆シャボテン公園園長になるも、ステージに立ち続ける |
2003年10月 | 書籍『チンパンジーにありがとう』(フレーベル館)出版 |
2006年1月 | 園長職を退き、名誉園長となる |
2007年4月 | 東京コミュニケーションアート専門学校専任講師、(アニマルトレーニング)2年間 |
2009年5月6日 | 26年間ステージに立っていたチンパンジー・パピー卒業 |
2012年12月現在 | 64歳。子供は男3人(すべて独立) |
2013年1月(65歳) | 定年退職。チンパンジーとのステージを完全引退 |
これまでトレーニングしたチンパンジーは20頭を超える。
(移動動物園 サチ・ゴロウ・チャコ・タケ・ロマン・パトラ)
(伊豆シャボテン公園 ジュディ・クンタ・ココ・ミミ・パピー・ベベ・ジョアン・ビリー・マリリン・ジェニー・ダイゴ・アスカ・ピンキー・ピノ・タカ)