(画像:Daily Mailより)
クリスマスや誕生日、退職祝いや栄転祝いなどで、気持ちはありがたいんだけど、実のところ、欲しくも何ともないプレゼントをもらい、捨てるわけにもいかず、扱いに困った経験は誰にでもあると思う。
クリスマスは親戚中で祝い、親戚中からプレセントをもらう欧米諸国では、そんな経験をする回数は圧倒的に多い。
WEB広告代理店のGumtree.comが行った調査によると、
イギリスでは、今年だけで21億ポンド(2900億円)が、“欲しくないプレゼント”に消費され、大人1人当たり平均2個の“欲しくないプレゼント”を手にした。
欲しくないプレゼントのベスト3は、服(30%)、化粧品などのコスメ用品(29%)、アクセサリーやオーナメント(19%)だ。どれも個人の好みが大きく反映される物である為、こうしたプレゼントをもらっても、自分の好み・サイズなどに100%マッチしていなければ、使い道がないのだ。
欲しくないプレゼントをもらった時に「何コレ!?こんなの、要らね~!」と正直に答える人はわずか2%で、「ありがとう。でもこれは必要ないな、ごめんね。」と丁寧に本心を伝える人は4%に留まった。
実に3分の2以上の人が、本心は言えない。
ではそうした望まれないプレゼントはどこへ行くかというと、5分の1の人が、戸棚やクローゼットの奥深くに仕舞い、再び目にすることはない。22%は、贈り主とは別の友人にプレゼントし、捨てて処分するのは、わずか2%だけだった。
最近では、約半数の人が、要らないプレゼントをネットで販売し、自分が本当に欲しいものを買う足しにしている。
(画像:Daily Mailより)
裏を返せば、大勢の人が相手が望まない困ったプレゼントを贈っているということだが、ほとんどの人が本心を言わない為、多くの人が自分が困ったプレゼントをしたことに気づいていない。そしてまた、来年のクリスマスに、相手が欲しくない物をプレゼントしてしまうのだ。
この記事を書いていると、筆者のスペイン人の義母が「プレゼントよ」と言って、中学生が着るみたいなツンツルテンのワンピースをくれた。筆者も多分に漏れず、本心は言えなかった為、クローゼットの奥深くにしまい、二度と目にしない予定だ。
【記事:りょーこ】
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