電気屋的、福島第1原発
大変な事になってしまいました。一刻の収束を願っています。
写真で見る、食い止め作業
注 コメントはソース元の情報および知識を元にし嘘は書かないよう努力してますが、間違っている可能性があります。情報が少なすぎるのもあります。
また、私は原発廃止論者ではない事を先に申しておきます。この騒ぎの発端は経営上の失策および政治的なものと考えております。
写真は、注釈のない物は東京電力が公開したもの(通信社を経由した物も含む)を使用しています。新聞社の写真は引用するとうるさそうだからあまり使わない事にした。
タイトルの通り、ここは写真がメインのページであり、サイトに転載や引用が可能な写真を掲載しつつ事象を扱う趣旨のページです。写真がない出来事は扱わない場合があります。
このコンテンツはニュース速報ではありません。写真が公開された当時の情報により書かれた物です。
現状と内容が大きく異なる場合があります。最新の情報はニュースやTVなどでお調べください。
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1月編(11〜20日まで)
2012年1月11日 | ||||
5・6号機のR/B換気空調系の運転が再開されたとのこと。 過去の写真でえらいサビサビと思ったら、ずっと停めてたみたいです。そりゃいかん。 通常時通り、フィルタを通して主排気塔から排気。モニタリングで変動なし。 これは今回公開されたものではなく、9月末頃に公開された6号機のホウ酸注入系(SLC)ポンプ。
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2012年1月12日 | ||||
福島第二・4号機の蒸気タービン(発電機を回すタービン)の点検状況が公表。 ご覧のとおり、発電機には沢山のタービンが付いています。タービンとは、巨大な風車みたいなもんです。 実は、一旦タービンを回し終えた蒸気は、同じ軸上にある他のタービンも回します。 上記の通り、高圧タービンを回し終えた蒸気はまだ勢いが残ってはいますが、当然勢いが落ちます。ついでに温度も下がります。
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高圧タービンの動翼と静翼の接触部分。 あれだけ揺れたのだから、まぁ接触しても仕方が無いとは思う。 実は、蒸気タービンは日本の名産品のひとつです。最近は中国のシェアが伸びまくっていますが、技術面では日本および欧州が牽引し、これらの会社と技術提携している中国メーカーが生産しまくっているという構図です。 原子力に限らず、火力発電も結局は蒸気タービンで発電しているので、日本の電力の大半は蒸気タービンで発電されているとも言えます。みなさん蒸気タービンに感謝しましょう。 |
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こっちは低圧タービン。やっぱり動翼と静翼の接触が確認されています。 写真では、タービンケーシング(カバー)を外してあります。ケーシングを固定するボルトが床から生えていますが、凄い太さ&本数なのが分かります。 |
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こちらはタービンの軸を受け止める軸受です。でっかいですね
軸受け部分外周に取り付けられている油切り(潤滑油が飛び散らないようにするカバーだと思う)が、軸と接触した痕跡を確認。写真で見える筋みたいなやつです。 怖い話をひとつ。 ・・・という訳で、このタービンは特に大きなダメージは無し。良かった良かった。 |
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2012年1月16日 | ||||
1〜4号機の取水口海底に沈む瓦礫の撤去が始まったようです。
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クレーンで吊ったマジックハンドみたいなもので、海底のガレキを掴んでは持ち上げて回収って感じです。 運転台側面に鉛シートが取り付けられています。
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2012年1月17日 | ||||
いつもチェックしている某サイトですが、サイトシミュレータで事故発生時の状況を模した訓練を行った映像が、定例記者会見時に会場で流されたとの情報が。 というわけで、この項の映像は・・・ ∧_∧_ __
( ・∀|[ニ:|ol | i \ \ プロジェクターの ( つ ∩ ̄ | i l =l ←スクリーン と_)_) | |__ノ ノ | ̄ ̄| ̄ ̄| ↑↑↑
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こちら、柏崎刈羽原発にあるサイトシミュレータという、中央操作室(中操)を模した練習部屋です。 離れた部屋からインストラクターが模擬信号(故障信号など)を入れて、操作室の計器類に様々な事象を発生させます。こうした異常時の対応などを繰り返し行い、訓練したり検証したりしています。 youtubeに「数人のエリート達によって運転・制御されているかのように教育している。・・・」と言って動画を投稿している低俗なバカがいますが、「かのように」ではなく、本物のエリートが運転しています。残念ですがバカには務まらない仕事です。 |
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地震が発生の所から再現スタート。 スクラムにより設備の停止や、また入れ替わりで動作を開始する設備などが慌ただしく動きますので、警報は鳴りっぱなしです。 |
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福島での事象をシミュレートするので、地震後に外部電源が喪失。 交流が絶たれたので直流電源(バッテリー)に切り替わります。 天井で光っているのは非常灯です。明かりは数個のダウンライトだけです。これは、非常用ディーゼル発電機が起動するまでの間に合わせ的な意味合いなので、必要最低限です。 |
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13秒後、自動で起動した非常用ディーゼル発電機により、交流電源が復活。 重要でない設備の電源(いわゆる常用回路。運転に関係無いコンセントなど)はバックアップは行われず、発電機が起動しても停電したままです。 正面にいる人は、中操の責任者である当直長です。この人が指揮官となります。 |
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単なる地震によるスクラムの場合は、普通通りに復水器で蒸気を凝縮させつつ原子炉停止を行えばいいのですが、今回は常用電源(外部電源)が喪失している悪条件なので、原子炉隔離を行います。 主蒸気隔離弁(MSIV)を閉じて原子炉を隔離し、逃し安全弁(SRV)を開いて原子炉圧力容器を減圧しつつ、原子炉隔離冷却系(RCIC)を手動起動して注水を行います。 何のトラブルもなければ、これを継続して外部電源の復帰を待つだけです。 |
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ここで、致命的となった非常用ディーゼル発電機の全機停止が発生。津波襲来です。 水没により、いきなり2台(A・B)の非常用ディーゼル発電機がトリップ。しばらくしてもう一台(HPCS用)もトリップ、交流電源を完全に失います。最悪の事態です。 発電機が死んで交流は失ったものの、まだ直流電源は生き残っているので、制御系の機器と、少しの明かりが残っています。 なお、バッテリーの冠水を免れて直流が健在であった3号機と5号機は、バッテリー枯渇までの間は、この状況で推移しています。もし、ここで充電器に電源車の接続が可能であれば・・・ 3号機の場合、できるだけバッテリーを持たせるため、最低限のプラント監視や注水に必要でない機器は、電源を強制的に切るなどの対策をしてしています。 |
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まだ、この状況であればプラント監視は可能です。 映像から「RCICだけは落とさないように・・・」と聞こえます。 世間や、東大の先生までもが3号機のHPCIを停止した操作員を責めていますが、実に馬鹿げている。 |
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画面後ろに並ぶ電算機のCRTがいきなり一斉に切れる。電算機電源の喪失です。 残るは、照明と操作盤だけです。 報告書や外部調査書でも分かりますが、基本的に津波対策は、予想されている高さまでしか考慮されていません。まぁ当たり前のことですが。 |
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電算機が死んだ今、残るはアナログ計器とアナンシエータパネルのランプ、あと警報音だけです。 ハイテク機器は全て消え、昭和40年代です。 |
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ここで、全ての警報音が突然停止、ランプも一斉に消灯。 実際は、フっと消えたわけでなく、水没で設備の誤動作が一気に発生してアナンシエータのランプが一斉にめちゃくちゃに点滅した後に真っ暗になったようです。想像しただけで恐ろしい。 |
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間髪入れず、明かりも消えます。 この頃、建物の外では1階床面から5メートルが水の中です。 ちなみに、1・2・(4)号機では非常用発電機とほぼ同時にバッテリーもダメになったので、上の方の項目「非常用ディーゼル発電機トリップ」の瞬間にこの状況に陥っています。 |
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後は、懐中電灯で生きている計器のチェックで、なにかひとつでも把握が可能かを調べていきます。 普通に考えたら無駄とも思えるかもしれませんが、水没の場合、運が良ければバッテリーが(一時的であれ)復活する可能性があります。 俺が思う教訓は、くだらん議論より直流電源をどうにかしろ、です。 |
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<参考> これは、2002(平成14)年に完成した、福島第一原発にある3号機中央操作室のシミュレータです。 奥に見える部屋が、中央操作室を模したサイトシミュレータ室、 (東京電力のサイトより引用いたしました。) |
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2012年1月18日 | ||||
新福島変電所の上流にあるらしい、南いわき開閉所で瞬間的に電圧低下が発生。瞬停じゃないかと思うけどわからん。 ・セシウム吸着装置(キュリオン) ちなみに、同じ開閉所を共有する、福島第二原子力発電所行き富岡線1L・2Lでも同様に事象が発生。使用済燃料プール冷却浄化系(1・3号機)が停止。 赤の斜線部分で事故が発生すると、×がしてある部分を速攻で開放(OFF)にして健全部分から切り離しつつ、負荷側接続を健全側にを変更させます。変電所へ向かう2本のラインがあるので、1本さえ無事なら支障はありません。どこが事故っても使える側に切り替えられるよう、網の目みたいになってるわけです。 電圧変動にどれ位耐えられるかは機器の個性と運次第なので、不運だといえばそうかも知れん。 |
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真正面にある■●△の一段下にある、微妙に隠れている丸太のようなものが、事故の起きた母線だそうです。送電は詳しくないから全然ピンと来ないわ。 この不気味な記号は相(極性みたいなもん)を表しています。特高は、電力会社や事業者で好き勝手な記号や色分けをしているのか、会社で微妙に違う気がします。黒が青だったり。 ちなみに、上記のような母線の切り替えは、皆さんが知らない場所ではたまに起こっていたりします。雷の後に一瞬だけ明かりが暗くなったりしますが、これも落雷を食らった線から健全側への切替を行った際に発生する瞬停だったりします。(切替時間は大抵0.07秒〜0.2秒程度) 会見では「完全には防げない」とのコメントがあったようですが、一般的な見解としてこれは本当です。もちろん予算に糸目をつけないなら解決は可能ですが。
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<追記 2012.01.24> いつもアドバイスを下さるプロ(本職)の方から、またまたアドバイスを頂きました。 これは重電関係ではお馴染みの富士電機製の一例です。まぁ他も似たようなもんなのです。 写真のものと見比べてもそっくりなのが分かります。図の左面から見たアングルが、上の写真の視点ではないかと思う。 黄色く塗られた場所はガス(SF6:六フッ化硫黄)で満たされています。SF6は絶縁性が高く不燃性、さらに無毒・非腐食性なので、導体の離隔を狭く出来たり、また酸素や湿気を追い出す形になるので機器の劣化を防ぐ事が出来ます。開閉器や遮断器によく使われています。 ちなみにこのガス、温暖化の原因になります。温暖化係数がCO2の約23,900倍だそうです。京都議定書でも排出削減の数値目標が掲げられています。 故障した部分は、中央下の部分に見える「母線」と書いてあるやつと思われます。 (図は、富士電機株式会社様のカタログから引用させて頂きました。) |
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問題の筒の断面。上の図では3相分が一緒に入っていますが、プロ氏によれば、電圧の高いものに関しては1相づつが1本の筒に入っているとのことです。写真を見ると、正面の筒には1本ごとに相別で記号があるのが分かります。 図の赤い部分が導体、いわゆる電線です。これを直接筒に固定するわけにはいかないので、電気を通さない「支持がいし」を介して固定しています。 ガスのお陰でこれだけ導体が近くても大丈夫なわけなので、どこからか空気や塵や水が入ってくると、その前提が崩れます。 事故の影響は電源に近いほど大きく、今回は母線で発生したのが影響が大きくなった原因ではないか、との事。保安院からお叱りの紙を貰っているので、そのうち調査結果が出るでしょう。 |
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では次の話題。 この映像は上下が逆さまになっています。
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格納容器内は配管だらけです。右側が格納容器の壁面です。 映像は思ったより鮮明です。2号機でこれくらい綺麗に見えるかは分からんが。多分、蒸気で見えないような気がする。 正面に見える右から突き出ているのは、格納容器を貫通するペネトレーションと思われます。 |
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配管もバッチリ写っています。 配管は当然のように完全ネジ配管なので、ニップルだらけです。 |
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内視鏡に見降ろされる作業員 1〜3号機とは違ってこっちは冷温停止しており安全なので、映像中にも沢山の人が写っています。 |
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2012年1月19日 | ||||
さて、いよいよ2号機・格納容器内部の調査です。 これは、ペネトレーションに挿入された案内配管の中です。案内管を通って格納容器内部に向かう最中です。 正面を横切る謎の物体は、熱電対と呼ばれる温度センサーの電線です。
※以下コメントは、翌20日に発表された動画も見た上で書いています。 |
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おぉ!配管が映りました。 画面に乗る不気味なノイズは、強い放射線の影響によるもの。 |
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配管と、配管を固定するUボルトサドルやアングルが見えます。 蒸気はそれほど発生していないようです。 とはいえ、やっぱ常識外の過酷さには間違いなく、一部のセンサーはおかしくなっています。 ※そもそもセンサーは消耗品です。さらに今回は使用範囲を超えてぶっ壊れたと思われます。センサー以外にも中継端子台やら、下手したらリピータやアンプなんかも入ってるかもしれないので、そっちがやられてもセンサーは死にます。 |
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格納容器の壁面。 ここは鋼鉄製です。でこぼこしているので、普通でないのは分かります。錆と言うより、浮いた塗料とか水垢っぽい気がする。 格納容器の厚さは20センチもあるので淡水であれば10年は余裕ですが、長い目で見ると錆は心配です。淡水になってしまえば幾分はマシになるかもしれませんが、今後30〜50年スパンの話となると、何か対策は必要かと思われます。容器の耐久性はともかく、錆の堆積は他の問題も引き起こします。 燃料プールに時たま入れているヒドラジンも、水中の酸素を奪うのには効果的です。 |
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グレーチングが写っています。 水面は見えません。想定より水面が低いようです。 しかし、水滴の滴下が凄い。結構ボトボト落ちてきています。 グレーチングはO.P.+9,500mm、ドライウェルの床がO.P.+5,480mm。つまりここに水面が存在しないので、現在の冠水深さは4メートル以下です。 ※フロートレス(スイッチ) |
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この項目・最初の写真で写っている熱電対。 |
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最後、見上げた所。配管類が写っています。 ノイズがすごすぎる。さらに暗所&水滴のせいで、物がまともに見えん。 |
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2012年1月20日 | ||||
19日は静止画のみの公開でしたが、この日に動画も公開。 一緒に公開されたのがこちら。映像を映しだした工業用内視鏡です。胃に突っ込むのは医療用内視鏡であって、これとは別物です、一応。
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象の鼻みたいに先端をクネクネさせて、カメラの向きを変化させます。 画質の悪さは放射線のせいもありますが、光源不足が主原因と思います。
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超久しぶりの、写真でお示しシリーズが公開されました。ステップ2完了以来ですかね。 こちらは3号機と4号機の間です。正面がタービン建屋(つまり、写真は海向き)で、右の奥にちょこっと写っている水色の壁は4号機です。左側、視界の外に3号機があります。 以前、ここは3・4号機の爆発でえらい事になっていましたが、黙々と撤去作業が行われた結果、ここまですっきりしています。マウスのカーソルを写真に乗せると、2011年3月20日時点でこの位置を撮影した航空写真が見られます。赤い矢印が、この写真を撮影した視点方向です。 すぐ左には、3号機オペフロ上の撤去作業を行う重機が乗る構台が設置されるので、こうやって事前に邪魔なものは退けて、すっきりさせています。 正面に、津波と爆発の両方に巻き込まれて放置されたままのクレーンが残っています。
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上の写真の位置のまま左を向いた所から見た3号機。 垂れ下がっていた柱や、壁面にあった配管類がすっきり撤去されています。
(2012年1月10日撮影) |
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こちらは4号機です。撤去j解体は、ちょっとだけ進んでいます。
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これは解体に使われる重機の皆さん。 異様に腕の長いやつは、過去のページで触れたギネスブック記録ホルダー、コベルコ製建機「SK3500D」です。 去年の末に解体方法を見直すだかと書いてあったせいか、年末と様子は変わっていません。
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以前、試験運用を行いなかなか効果的だった、汚染ダストの集塵による除染ですが、どうやら実用化されているようです。 こちらは免震重要棟の駐車場です。舗装部分から植え込みの土部分まで、くまなく吸い込んでいます。 ここは作業拠点なので、しっかり線量を下げて無駄な被ばくを減らしていただきたいものです。
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ノズル係のユンボの後ろには、集塵機と吸引車の大名行列。 この写真の位置も、アスファルトにびっしりとこすった跡が付いてます。
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吸引力を生み出す、吸引車ご近影。 掃除機をガーデンライトにブチ当てたらしく、ひん曲がってます。
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掃除機掛けにする場所に隙間が生じないよう、専用の誘導員まで付いています。 発電機にちゃんとアース打ってます。しっかりした現場だのう。
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唸る、赤いアクティオ そういえばニッケンって、いつの間にかあんまり緑に塗らなくなったよな。 後ろにさりげなく写っている現場小屋が、何気に3階建てです。あれって3段重ねしてもいいのか。
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さっきから何度も写っている発電機。何を動かしてるのかと思ったら、何か変な白い機械のようです。 誘導係に全く隙が見られない、秀逸な写真です。
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場所は変わって、海側から3・4号機を見たところです。 改めて見ても、やはり海岸エリアはダメージが凄いですね。まぁ鉄骨建屋をひん曲げる程の波力なのでどうしようもない。 福島第二や女川とかと比べると分かりますが、海岸にここまで設備を剥き出しにしている原発はあまりありません。他の70年代中頃の物と比べても、やっぱりここは目立って露出しているように思えます。 正面のサービス棟、津波がブチ破ったと思われる1階にガラスが入ってるように見えます。
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再び陸へ。 高台の南側から原子炉建屋を望む。 この辺り一帯、綺麗に整地されています。たぶんタンクの設置場所になるのではないかと。
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上の写真から、少し右を向いた所。 木の生えている場所の先は崖で、その下はサリーやキュリオンが設置されている廃棄物処理建屋付近のエリアです。 手前には、何かのホースが保温されて這っています。
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後ろを振り向くと、タンクが並んでいます。
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こちらは免震重要棟です。 まさか、建物完成後1年も経たずにいきなり役に立つことになろうとは、誰も想像していなかったでしょう。 隣にある事務本館は地震で被害が発生した上に、翌日の1号機爆発の衝撃でガラスが粉砕するなど大きな被害が出ていますが、こちらは入口ドアの枠が少し歪んだ程度で、他はノーダメージだったようです。 建物の上に何か置いてあります。たぶんモニタリングポストだと思う。
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こちらは廃スラッジ貯蔵施設の建設現場です。アレバの除染装置を使うと湧いてくるスラッジを突っ込んでおく場所です。 先月の動画では、写真の右に少し写っている鉄骨造がそれっぽく紹介されてたような気がしたものの、本物はこっちの大きいほうのようです。 地下貯蔵という話だけど、この巨大な上屋は何の意味がるんだろう。
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待ってました、やっと出てきた新開閉所の写真です。 前回は鉄塔の建方をやっていましたが、ばっちり完成しています。 下に見えるステージみたいなものは、引下線の引き留めとケーブル端末の設置場所でしょう。
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あくせく働く協力企業と、それを後ろから熱いまなざしで見届ける東芝社員の構図 これがGISとかってやつだっけ?結構コンパクトなんだねぇ。 後ろに、東電原子力線らしき鉄塔が写っています。
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これだけのサイズなら建物に突っ込めないものなんだろうか。 関係ないけど、やばい雲行きです。
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違う角度から。 上の写真は、この視点で言う左側から右向きへ撮影したものだと思う。 後ろに、鉄骨建屋を建ててます。おそらく、開閉所兼変電所じゃないかと思う。 今回の工事で、いくつかある仮設変圧器を本設に置き換えることになっています。 ついでに容量アップもされます。 (2012年1月9日撮影) |
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建屋の方も急ピッチでやっているようです。本体と外構を同時進行です。 この設備、最長50年は使うので、普通の設備と寿命が一緒であり、作りは本チャンと全く同等です。 予定では3月末までに運用開始との事なので、マジで急がないとやばいと思います。 後ろに、同じクレーンがぴったり3つ並んで立ってます。コピペみたい
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こちらは側溝工事中。 場所の取り合いをしているのか、鉄骨の塗装がまだらになっています。 遠い向こうには、東芝メンバー一行が見えます。
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動く東芝マン。 手前に鉄塔の脚みたいなもんが映ってます。
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新開閉所の内陸側にあるタンク。Hエリアという場所らしい。
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そのすぐ隣。 こっちは工場製作の物です。
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ポリエチレン管に置き替えられた配管。 設備屋じゃないから間違ってるかも知れんが、エルボ部分は斜めに架台を入れたほうが良くね?
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免震重要棟から見た、太平洋と1号機。 実はこんなに近いのです。爆発した時、音が凄かっただろうと思う。
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