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平成24年4月13日

 憲法改正で自国への誇りを 櫻井よしこ氏が講演、世日クラブ設立30周年

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世日クラブ設立30周年を記念して行われた櫻井よしこ氏の講演会=12日夕、都内のホテル

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「日本は存亡の危機に直面している」と静かに語り掛ける櫻井よしこ氏

 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の設立30周年を記念する講演会が12日、都内のホテルで開かれ、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が「日本よ、勁(つよ)き国となれ」と題して講演した。

 現職の国会議員、地方議員を含む約500人の参加者を前に、櫻井氏は軍備増強を続け、台湾など周辺地域への影響力を強めている中国の脅威を訴えて「日本は存亡の危機に直面している」と警鐘を鳴らした。一方、中東で広がる民主化が共産党一党独裁体制の中国にも波及するとして、中国に自由と民主主義をもたらすため日本が先頭に立つことを求めた。

 また、敗戦で現憲法を押し付けられた戦後日本が「本当の国家ではない」と断じ、現憲法の問題点を列挙。前文や9条が自国を守る責任に言及しない「他力本願の思想」と批判するとともに、東日本大震災の被災者が見せた他人への思いやりや公徳心に触れながら「権利と自由ばかり強調するのは日本人の価値観ではない」と語った。さらに「現憲法には家族の大切さを明記したところが1カ所もない」と指摘して「憲法を変えて自国への誇りを取り戻すことが必要」と訴えた。

 講演後の質疑応答では、元衆議院議員で政治評論家の長野●(「示」の右に「右」)也氏が米中接近を懸念したのに対し、櫻井氏は、その可能性を指摘しながらも、「日本と付き合うことが国益になると思われるような強い国にならないといけない」と答えた。

 講演会では、藤原歌劇団ソプラノ歌手の家田紀子さんが国歌を斉唱。続いて近藤会長は「日本随一の論客、櫻井よしこ先生をお招きして30周年を祝うことができ、40周年に向け素晴らしいスタートを切ることができた」とあいさつ。世界日報社の木下義昭社長(主筆)は「演題の『勁き』という言葉は櫻井先生の精神的な強さを表す」と語った。また、株式会社スギモトホールディングスの杉本義幸社長は「稚拙な方が政治に関わり将来が不安。ここに世日クラブの意義がある」と述べた。

 中曽根康弘元首相は「各界の著名な講師の方とともに時宜を得た話題で時代をリードしてきた努力に心から敬意を表したい」と祝電を寄せた。



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