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国際
原発は「重要なエネルギー戦略」 イギリスで日立原発事業始動へ
2012.12.28 00:14
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英国は2008年、温暖化対策の切り札として再び原発推進に転換。日立の今回の進出を、10年以上のブランクで失われた人材や技術を取り戻す機会ともとらえているという。
英国はエネルギー安全保障の観点からも原発の重要性を再認識している。
日立が「ホライズン」買収に動いた契機は、脱原発を決めたドイツ電力大手が撤退したからだとされる。
関係筋によると、入札では当初、資金力がある中国国有企業が入った連合体が有力視されていた。
しかし、英国政府の関係者が原発事業に中国国有企業体が入りこむことに警戒感を示したという。中国企業体は入札に加わらず、最終的に日立が6億7千万ポンド(約924億円)で落札した。
ヘイズ担当相は日立について「長期にわたり原発に関わってきた信頼できる企業で、納期やコストを守って仕事ができると理解している」と期待感を示した。
一方、英国でも「シェールガス」の埋蔵が報じられ、天然ガスの発電拡大を唱える声も高まっている。
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