こんなSNSがあるんですね。
日本に誇りを持つ仲間たちのネットワーク
my日本は「愛国」をテーマにしたSNS。基本的に匿名です。実名の人は皆無といっていいレベル。
UIはこんな感じ。昔ながらのSNSという感じで、かなりごちゃごちゃしてます。
カレンダーにはしつこく天皇誕生日が強調されています。なぜ3回も…。
日記タイトルのネトウヨ臭がすごいです。
日記をつらつら見ていると、「ノロウイルスの原因が韓国産キムチにある」というトンデモな話だったり、ご神木が悪意を持って枯らされた事件に対して「こんなこと日本人ができるか?」というコメントが付いていたり…。ごくたまに「散歩にいきました」みたいな牧歌的な日記があって和みます。
名著「ネットと愛国」には、ネトウヨの人たちの生態が事細かに描写されています。
・取材を進めていくなかでさらに確信を深めたことだが、在特会の会員は、どれだけ薄汚い罵りの言葉を口にしても、加害者としての意識など微塵も感じていない。うしろめたさもない。むしろ彼らは自らが「被害者」であることを強調する。
・真実——在特会に関係する者の多くが好んで使う言葉の一つだ。「真実に目覚めた」「真実を知った」。リソースとなったのは、いずれもネットである。新聞、雑誌、テレビによって隠蔽されてきた真実が、ネットの力によってはじめて世の中に知られることになった。(中略)気が付けば周囲は敵ばかりだ。学校もメディアも行政も。そのうえ最大の敵である在日が、今日も大きな顔して世の中を闊歩している。
こういう「被害者意識」からは何も生産的なものが出てこないと確信しているので、僕はネトウヨの人たちが嫌いでございます。
弱者であることに甘んじるのではなく、そこから努力して「自分を」変えようという意識はないのでしょうか。僕のこういう言葉自体が「エリートだからいえる」ことなんでしょうか。それ、楽な方向に流れているだけじゃないですか?
ネトウヨ的な人々は、匿名アカウントで粘着・攻撃してくる人と似た雰囲気を感じるのです。彼らは徹底的に卑怯なわけですね。安全な位置から出ることなく、あら探しに精を出し、いざ過ちが見つかったら全力で正義を振りかざす。まず文句があるなら実名でやってみろ、という話です。実名を出さないかぎり、世の中を変えることなんてできませんよ。
…と、my日本を見ていたら鬱屈した気分になってしまいました。価値観は人それぞれですので、日本に誇りを持つ方はぜひ参加してみては。