「寄付教育」って大切だと思うのです。
社会へ関与するきっかけを
昨今、子どもの頃から寄付の持つ意味について教える“寄付教育”の重要さが、日本の社会の中にも少しずつ理解されつつあるように思います。
実際、日本ファンドレイジング協会では、子どものための寄付教育事業を全国で展開しており、寄付という行為を通じて社会に関わるという啓発活動を行っています。
(中略)寄付という行為を、少年野球やサッカーなどの幼少期の活動と同様に位置づけられれば、寄付行為はその後、ライフスタイルそのものとなります。日本全国で、こういった寄付教育が普及していくことを切に願います。
アメリカなんかだと親世代が自然とチャリティ活動をしているなんて話を聞きますが、日本だとそういう家庭は相当少数派なのではないでしょうか。
以前ものすごい感動したんですが、ザッポス社のトニー・シェイが従業員の娘に宛てたメッセージの中で「あなたの信じるチャリティ活動をサポートしなさい」ということを伝えているんですね。小学生ぐらいの女の子に。そりゃ、アメリカには寄付文化が育ちますよね。
子どもに寄付をするきっかけを提供するのは、教育の面で見ても高い価値があると僕は思います。寄付って社会に関与することそのものですからね。世の中の課題に対して当事者意識をもってもらう、いい機会になると思います。どのチャリティに参加するかを考えるプロセスは、判断力を鍛えるトレーニングにもなるでしょう。
飛耳長目の長浜さんが報告しているとおり、寄付教育のポイントは下記のようなものになります。詳しくは記事をぜひ。
■寄付の決定に子どもを関わらせること
■家から近いところに寄付をすること
■寄付を習慣づけること
■年齢相応のものにすること
■思い出させること
まずは大人たちがロールモデルとなり、しっかり社会参加を行っていく必要があります。うちの父なんかも最近、地域のロータリークラブに入って社会貢献活動をはじめていて、何だかいい感じだったりします。おじいちゃんが社会貢献する姿を、娘にいずれ見せてあげようと思います。
関連本。フローレンス駒崎さんが書いた寄付に関する本。単なる慈善ではない、「投票」「投資」としての寄付について語っています。