NHK北九州のニュース　北九州放送局

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飯塚処分場　一部で鉛やヒ素

飯塚市の処分場に廃棄物が放置されている問題で、福岡県が、処分場の周辺をボーリング調査した結果、一部の地下水から基準値を超える鉛やヒ素などの有害物質が検出されました。
処分場周辺は残土で埋め立てられていることから、県では、有害物質が産業廃棄物によるものかさらに分析することにしています。
この問題は、飯塚市にある操業を停止した産業廃棄物の処分場をめぐって周辺の住民が有害な廃棄物が放置されていると福岡県に撤去を求めて裁判を起こし、最高裁で住民勝訴の判決が確定したものです。
２７日開かれた福岡県の対応に助言を行う専門家の委員会で、県側から、処分場周辺の４か所でボーリング調査を行った結果、３か所の地下水から国の基準値を超える鉛やヒ素などの有害物質が検出されたことが報告されました。
ただ、処分場の周辺は、残土で埋め立てられていることから、県では、今回検出された有害物質が産業廃棄物の影響か、それとも残土によるものかさらに分析することにしています。
福岡県では、この分析結果も踏まえ、年度内には、業者に対して何らかの措置を命じたいとしています。

12月27日　18時14分

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