条件を指定して検索
  • カカオトーク
  • アプリ

スマホでもY!ニュース



ここから本文です
[PR] 

<タイガーマスク>彼が伊達直人…運動のきっかけ、明かす

毎日新聞 12月27日(木)15時1分配信

<タイガーマスク>彼が伊達直人…運動のきっかけ、明かす
拡大写真
「伊達直人」を名乗る多くの人たちから贈られたクリスマスプレゼントを前に話す村田さん=群馬県高崎市の「フランシスコの町」で2012年12月26日、庄司哲也撮影

 10年12月、群馬県内の児童相談所に新品のランドセルが贈られ、「タイガーマスク」運動のきっかけとなったのは、同県在住の30代の男性だった。同県高崎市の児童養護施設「フランシスコの町」の施設長、村田文男さん(76)がこの男性と親交があり昨年、「最初の伊達直人だった」と打ち明けられたという。村田さんは「本当にありがたいことだ」と話している。【庄司哲也】

【タイガーマスクになる!】西武:ドラフト2位・相内 育った養護施設に恩返し誓う

 ◇30代男性、群馬の児童養護施設長と親交

 村田さんによると、男性は九州出身で、両親の生死さえ分からない複雑な家庭環境で育った。ボロボロの靴を履きランドセルすら持つことができず、風呂敷で小学校に通い、通信制の高校を卒業した。現在は東京に本社があるサービス業の会社に勤務し2年前、児童相談所のある前橋市に転勤。昨年から「フランシスコの町」で稲刈りなど行事の手伝いをするようになった。

 男性は昨年、クリスマスプレゼントを持参して同じ児童相談所を訪れた。その際の職員とのやり取りから、福祉関係者の間では「最初の伊達直人」だと認識されるようになった。男性は村田さんに対し、「子供たちに、自分のような経験をさせたくない」とプレゼントを続ける理由を説明したという。

 「全ての子供達に、楽しいクリスマスが訪れることを祈って 全ての子供達に、サンタクロースが現れることを願って 全ての子供達にメリークリスマス 伊達直人」

 男性は今年も25日朝、サンタクロースがデザインされたクリスマスカードとともに、10万円相当の商品券を児童相談所に届けた。2年前の最初のカードと同じ筆跡だった。児童相談所には、さらに、「伊達直人」を名乗る他の人たちからもランドセルやサッカーボールが届けられた。

 プレゼントは、児童相談所を通じて「フランシスコの町」など県内の児童養護施設に配られる。村田さんによると、男性は児童相談所に届ける理由について「2年前に善意の輪が広がったことを思い起こしてほしい」と話しているという。

 ◇「タイガーマスク」運動◇

 10年12月25日朝、群馬県中央児童相談所の玄関前に新品のランドセル10個が置いてあるのを職員が見つけた。漫画「タイガーマスク」の主人公、伊達直人の名前で「子供たちのために使ってください」とのメッセージが添えられていた。これがきっかけで、匿名による善意の品々を施設や学校に届ける輪が全国に広がった。

最終更新:12月27日(木)16時47分

毎日新聞

 

この話題に関するブログ 4件

主なニュースサイトで 「タイガーマスク」からの贈り物 の記事を読む

PR
ブログパーツ

国内トピックス

注目の情報


PR