- こどもアサヒ
- >
- 記事一覧(朝日小学生新聞)
- >
- 1面の記事から
|
ノロウイルスを中心とした感染性胃腸炎が流行し始めています。過去10年間で見ると、大流行した2006年に次ぐ勢いです。感染すると、下痢やおう吐、腹痛などを起こしますが、子どもや高齢者は重症化することもあるので注意が必要です。専門家は手洗いを徹底することをすすめています。
吐き気や下痢、腹痛
感染しても症状が出ない人もいますが、発症すると微熱が出て、吐き気や下痢、腹痛などが起きます。高齢者や子どもが吐いたものをのどに詰まらせて死亡するケースもあります。
下痢などの症状は1週間程度で治りますが、脱水症状になることもあります。脱水症状を防ぐために、下痢などがある間はスポーツドリンクなどでこまめに水分補給をすることが大切です。
ノロウイルスは人から人にうつります。たいていの場合、患者の吐いたものや便などからウイルスが飛び、手や口から感染します。感染力がとても強く、小学校や幼稚園などで集団発生することがあります。
治ってもノロウイルスは腸の中に残っていて、全部排出されるまでに平均で1か月近くかかります。小学生などでは長くて半年かかる時もあります。そのため、本人は治っていても、その間に別の人にうつしてしまう可能性もあります。
手のひら→甲→指先、つめの間→指の間→親指→手首
感染を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。 ノロウイルスにくわしい同研究所の松野重夫先生は「一番の対策は手を洗うこと」と話します。 外から帰った後や食事の前には、ていねいに手を洗うことが大切です。 ためた水ではなく、必ず流水を使います。手のひら、手の甲、指先やつめの間、指の間、親指、手首の順に洗います。指先やつめの間、指の間、親指は特に汚れが残りやすい場所なので、よりていねいに。
せっけんを使う方がより効果的ですが、固形ではなく液状を使いましょう。固形せっけんだと、前に使った人が感染していた場合、ノロウイルスがせっけんに残っている可能性があるためです。
アルコール消毒はインフルエンザには効果的ですが、ノロウイルスには効果がありません。
患者の吐いたものや便を処理した時も注意が必要です。感染を防ぐために、吐いたものなどを処理する時には、ビニール手袋やマスクを使います。吐いた場所や、その周辺は塩素系漂白剤を100〜200倍にうすめたものでしっかりふき取りましょう。
松野先生は「手洗いは本当に効果的なので、絶対にやってほしい。病気を広げないためにも、正しい手洗い方法を身につけて」と話しています。
|
|||
過去の記事↓ |
|||
2012年12月17日付 |
|||
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。 |