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【格闘技】

河野 母親参観練習 31日WBA世界Sフライ級王座戦

2012年12月27日 紙面から

 前代未聞!? 河野、母親参観の公開練習!! 31日のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に挑戦する同級14位の河野公平(32)=ワタナベ=が26日、東京都内のジムで公開練習。会見の途中、母・久子さんのサプライズ訪問を受けて、気合を入れ直した。

 報道陣の後ろで会見の様子を見守っていた母・久子さん。途中で司会者に発見され、会見に引っ張り出されるという異例の事態に発展した。

 3度目の世界挑戦となる河野。家族のサポートは、過去の世界戦でも報じられてきた。「息子が20歳になる前日のプロデビュー戦に負けて、これじゃダメだ、ちゃんと練習しないとけがをするってことで、都内の自宅のリビングに可動式リングを作って応援してきた。主人も私もボクシングとは縁がなかったのですが、研究してサポートしてきた」と久子さん。この日は、「ニュースを見ていても、家族が公開練習を見に来るなんて話ないですよねぇ」と戸惑いながらも会見に同席。「過去2度の世界挑戦と比べても落ち着いている。最後の世界挑戦ですし、悔いのないようにやってほしい。親としては、自分の足でリングを降りてほしいという思いが強い」と親心ものぞかせた。

 一方、「負けたら、引退」と腹をくくっている河野は母親のサプライズ訪問に「知らなかった。でも、家族の応援があったから、今のボクがある。より一層、勝たなければいけない気持ちが強くなった」とキッパリ。前日、来日したテーパリットが自身の写真を踏みつけるパフォーマンスをテレビで見たという河野は「ちょっとイラッとした。よしっと思った」。控えめな男が珍しく闘志をあらわに。勝つことが、最高の親孝行になることは言うまでもない。 (竹下陽二)

 

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