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【プロ野球】

大谷が札幌の施設見学 マイナス9.1度も大丈夫

2012年12月27日 紙面から

屋内練習場の見学を終え、一面銀世界の中で雪玉を投げる大谷=札幌市東区で

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 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東高=が26日、札幌市の合宿所と室内練習場を見学した。この日の札幌は地吹雪と最低気温マイナス9・1度という厳しい寒さだったが、投打二刀流に挑戦する男はケロリ。厳しい北の大地の洗礼を、ものともしなかった。

 午前11時。来るはずの時刻に大谷は姿を見せなかった。寒さに震える報道陣に説明された理由はメディカルチェックの終了遅れ。しかも、雪で道が大渋滞にもなった。それでも、1時間遅れで到着した大物ルーキーは、平然とした顔でこう言った。

 「こういう時に来られてよかった。すごく寒いけど、北海道を感じられた」。集まったファンに会釈したり、手を振る余裕も。「岩手では雪が降ってもこの半分ぐらい。初めてのことばかりだが、いい経験になりました」。凍える寒さも雪も、楽しむような口ぶりだ。

 寒さにへこたれなかった大谷に、いいこともあった。このほどレンジャーズとマイナー契約で合意した建山と、見学にいったウエート室で偶然出会い、「頑張って!!」と激励された。あいさつ程度だったが、日本ハムからメジャーという自らの理想とする道を歩む先輩の熱いエール。感激した大谷は二刀流成功への思いを新たにした。

 「ここで早く、生活できるようにしたい。札幌ドームでプレーできるようになりたい」。厳しい寒さの中、力強く誓った。 (川越亮太)

 

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