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「グリーンウェイブ」最重点 県、戦略予算に11項目

2012年12月21日

 鳥取県の新年度予算編成に向けて政策戦略テーマを議論する「政策戦略会議」の最終会合が20日、県庁であった。全国規模の緑化イベントの成功や自然エネルギーの促進などを目指す「とっとりグリーンウェイブ」を最重点テーマにし、10月の第2回会合で示された10項目に「とことんやらいや農林水産業」を加えた11項目が了承され、各部局で具体的な予算編成作業を進めていく方針を確認した。

議論を前に予算編成に向けた考え方を説明する平井知事=20日、県庁

 9月の初会合では、たたき台として示された10項目が「抽象的」などと評されたが、最終案の内容は具体化。「防災・減災の強靭(きょうじん)化」など、衆院選結果を受けた政権交代を意識した項目も並んだ。

 全国植樹祭や全国都市緑化フェアの県内開催に合わせ、力を入れる「とっとりグリーンウェイブ」では、「新政権も自然エネルギーの戦略は変わることない」(平井知事)とみて、県有施設の屋根を活用した県民参加型の太陽光発電事業など自然エネルギー普及の動きを加速させる。

 ポスト「まんが博」関連では、まんが王国官房の前田修官房長が“王国の存亡”を懸けて最終提案。「まんが博の成果を引き継ぐフェスタを開く。総花的ではなくこだわったイベントにしたい」と意気込みを示すと、平井知事からは「続けますね」とゴーサインが出た。

 観光では、山陰海岸と隠岐ジオパークとの連携策として、鳥取港と島根県隠岐諸島を結ぶ臨時航路を就航。鳥取道と松江道が本年度中に全線開通することを受け、「山陰大周遊ルート」を構築して島根県と連携したキャンペーンを展開する。



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