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ノロウイルス集団感染 衛生管理に問題か
12月23日 18時57分

ノロウイルス集団感染 衛生管理に問題か
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入院患者がおう吐や発熱の症状を訴えて6人が死亡した宮崎県日南市の病院では、看護師などが汚物を処理するたびに医療用の前掛けを取り替えるよう、保健所から指導されていたにもかかわらず、1人の患者に対して同じ前掛けを1日中使い回していたということで、宮崎県は病院の衛生管理に問題があったとみて調べています。

宮崎県庁で開かれた記者会見の中で、医療法人春光会の宮路重和理事長は、看護師や患者の介護にあたる職員が使用している医療用の前掛けについて、汚物を処理するたびに毎回取り替えるよう保健所から指導されたにもかかわらず、1人の患者に対して同じ医療用の前掛けを1日中使い回していたことを明らかにしました。
そのうえで宮路理事長は、「全国的にノロウイルスの感染が広がったため医療用の前掛けが品薄になり、入手できなかった」と釈明しました。
また、会見に同席した日南保健所の担当者は、この病院の看護師などが汚染したおそれのある医療用の前掛けを素手で扱っていたことも明らかにし、「十分な予防策がとられていなかったのではないか」と指摘しました。
宮崎県は病院の衛生管理に問題があったとみて、感染が拡大した詳しい状況などを調べています。

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